
写真:マヌエル・ノイアー(提供:Maurizio Borsari/アフロ)
11月10日、ドイツサッカー連盟がカタールW杯に向けたメンバーを発表した。
GKのマヌエル・ノイアーやMFヨシュア・キミッヒ、FWトーマス・ミュラー、レロイ・ザネらスター選手が順当に選出された一方、17歳のFWユスファ・ムココやマリオ・ゲッツェなどが選出されるサプライズ選出もあった。
攻撃陣にはバイエルン勢が多く、日本代表はかなり苦戦することが予想されるが、DF陣にはバイエルンのメンバーがいないことから、DFの連携面が唯一の穴となるかもしれない。
ドイツ代表カタールW杯メンバー
・GK
マヌエル・ノイアー(バイエルン)
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
ケビン・トラップ(フランクフルト)
・DF
マティアス・ギンター(フライブルク)
ティロ・ケーラー(ウェストハム)
ダビド・ラウム(RBライプツィヒ)
アントニオ・リュディガー(レアル・マドリー)
二コ・シュロッターベック(ドルトムント)
ニクラス・ジューレ(ドルトムント)
アルメル・べラ=コチャプ(サウサンプトン)
クリスティアン・ギュンター(フライブルク)
ルーカス・クロスターマン(RBライプツィヒ)
・MF/FW
レオン・ゴレツカ(バイエルン)
イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・C)
ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
カイ・ハベルツ(チェルシー)
ヨナス・ホフマン(ボルシアMG)
ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
ユリアン・ブラント(ドルトムント)
セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
トーマス・ミュラー(バイエルン)
レロイ・ザネ(バイエルン)
カリム・アデイェミ(ドルトムント)
ニクラス・フュルクルク(ブレーメン)
ユスファ・ムココ(ドルトムント)
マリオ・ゲッツェ(フランクフルト)
バイエルン勢が7人、攻撃陣は隙なし
日本のサッカーファンは、今回のドイツ代表のメンバー発表を複雑な心境で受け止めたことだろう。
「同じグループでなければワクワクするのに」
それほど豪華な顔ぶれは、日本にとっては絶望でしかない。
バイエルンから7人が選ばれ、マンチェスター・Cのギュンドアンやフランクフルトのゲッツェなどが加わるわけなので、その強さは圧倒的だ。
唯一の死角はDF陣の連携か
日本代表の初戦となるドイツ代表は、あまりにも強すぎるメンバーであるため絶望を感じてしまうが、唯一突ける死角としては「DF陣の連携」が挙げられる。
バイエルンのDF陣は、フランスやモロッコの選手などドイツ勢以外の選手が多く、今回の代表にもバイエルン勢のDFは1人も選ばれていない。
前述した通りMFとFW陣はワールドクラスであり、バイエルン勢も多いことから連携面でも問題がないため、引いて戦えば間違いなくやられてしまうだろう。
しかし、DF陣は個人の能力自体は高いものの、連携面では他のポジションよりもやや劣るはずだ。
9月下旬の欧州遠征で行ったアメリカ戦の様なハイプレスを継続すれば、もしかしたらほころびを見せる可能性もあるだろう。
一瞬でも受けに回ってしまったならば、その時点で勝機はなくなってしまうかもしれない。
GKのノイアーは足元も上手いが、その自信ゆえに蹴り出さずにDFと連携してパスを回すはずだ。
ノイアーやドイツDF陣の予想を上回る連携したハイプレスができれば、勝機が見えてくることだろう。
はたしてカタールW杯のドイツ戦で日本代表がどのような戦いを見せてくれるのか、注目しよう。
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