ドイツ代表が日本代表に絶対に負けられない「リベンジ」と「未来」という2つの理由
ムシアラ(写真:ロイター/アフロ)
9月10日(日本時間3時45分)に行われるドイツ代表との国際親善試合がいよいよ近づいてきている。
アウェーでのドイツ戦ということもあり、公式戦以上の価値を持つ試合となりそうだが、日本代表はほぼベストメンバーで臨めそうだ。
対するドイツ代表も、各国リーグで活躍する選手を集結させ公式戦に臨むような準備を行っている。
そこには、「日本代表に絶対に勝利する」という強い意志が見え隠れする。
カタールW杯のリベンジ
サッカーファンならば記憶に新しいはずだが、日本代表はカタールW杯でドイツ代表に勝利している。
前半から圧倒的にゲームを支配していたにもかかわらず、日本の奇策に対応できず逆転負けを喫したドイツ代表。
その敗戦からチームを立て直せず、屈辱のグループステージ敗退となった。
W杯優勝4回、準優勝4回を誇る超強豪国のドイツにとって、アジアの国に短期間で2度負けるわけにはいかないのだ。
もちろん、ドイツ代表も日本代表がすでに弱小国ではなく欧州中堅国に勝る国となっていることは理解している。
しかし、この試合はまさに「リベンジマッチ」であり、公式戦さながらの強度で戦ってくるのは間違いない。
強国としてこの先の未来も居続けるため
カタールW杯以降、ドイツ代表の地位が揺らいでいる。
3月26日に行われたペルー戦こそ2-0で勝利したものの、3月29日のベルギー戦は2-3で敗戦。
代表通算1000試合目となるメモリアルゲーム(6月13日)のウクライナ戦でもまさかの3-3の引き分け。
そして6月21日に行われたコロンビア戦も0-2で敗戦と、強豪国とは思えない結果となっているのだ。
つまり、スペインやイングランド、フランスといった強豪国と同じ地位から陥落してしまう可能性があるわけだ。
もしも日本戦に敗戦すれば、フリック監督の去就にも大きな影響が及ぶだろう。
「欧州トップの実力と実績を持つ強豪国」という地位から陥落しないためにも、日本戦は勝たなければならない。
まさに「未来」を賭けた戦いだといえる。
以上の理由によって、日本代表にとってはこれ以上ない親善試合となる。
冨安と板倉のCBコンビや三笘と久保という世界に誇るWGの共演など、見どころは多い。
果たしてこの一戦がどのような結末となるのか、注目しよう。
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