FIFAランキングは強さを正しく反映しているのか?サッカー日本代表の歴代最高順位は?
日本代表のFIFAランキングの歴史
日本のFIFAランキングの歴史を振り返ると日本が初めてW杯に出場した1998年に最高位である9位にランクインした。さらに、ジーコ監督が率い中田英寿、中村俊輔、小野伸二といった“黄金の中盤”を擁した2005年の日本も13位に入るなど躍進を見せた時期もあるが、それぞれ算出方法が変わった翌年に57位、49位に急落した。数字上は世界のトップ国と認定されていたが、それぞれのチームが戦った1998年フランス大会、2006年ドイツ大会ではグループステージで敗退を喫した。アジアという競争力が欧州や南米と比べて劣る大陸で得られてた順位という見方もできるだろう。
ほかには、本田圭佑、香川真司、長友佑都など世界クラスのクラブに所属したタレントを擁し期待値が高かったアルベルト・ザッケローニ監督の日本は2014年ブラジル大会時は47位で予選敗退を喫した。また、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督が解任され、西野朗監督が直前に就任するなど苦境に立たされた2018年ロシア大会当時の日本は61位。数字上はダークホース的な存在ながらも、ベスト16に進出しサプライズを起こした。実際のランキングやイメージと結果が別のケースもあり、現在23位の森保ジャパンが11月にどのような結果を残すかはこの歴史を頭に入れた上で見ていくと興味深い。
1993年に発表を開始して以来、FIFAランキングは世界各国の強さを測る指標となってきた。アップデートを重ね、より現実の強さとの関連性やメリットを持つようになったといえるこのランキングを見てカタールW杯を観戦するのも、また一つのサッカーを楽しむ方法かもしれない。
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