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天才ジョアン・フェリックス、アトレティコ構想外でベンフィカorPSGへ移籍か

写真:J.フェリックス(ロイター/アフロ)
かつて神童と呼ばれた天才ジョアン・フェリックスが、古巣ベンフィカに復帰する可能性が出てきた。

スペイン紙『マルカ』は、選手本人がCLに出場できるクラブへの移籍を希望しており、古巣のベンフィカが移籍先候補となると報じた。

所属元のアトレティコ・マドリードは、シーズン前に韓国、アメリカ、メキシコへのツアーを予定しているため、その前にジョアン・フェリックスを放出するとみられる。

レンタル先のチェルシーでも結果を残せず

アトレティコ・マドリードでは、シメオネ監督の目指すサッカーとの相性の悪さからその才能が完全に開花しなかった。

2019年には21歳未満のバロンドールと呼ばれるゴールデンボーイ賞を受賞し、2019-2020シーズンのCLでもアトレティコの準々決勝進出に貢献するなど、才能の片鱗は見せた。

その後不調に陥った際も、シメオネ監督は「ジョアン・フェリックスには疑いようのない才能がある」「時間をあげよう」と辛抱強く起用を続けたが、残念ながらブレイクすることはなかった。

2022-2023シーズンの1月からは、チェルシーにレンタル移籍しプレー機会を得る。

しかし、デビュー戦で危険なタックルにより退場となるなど出だしも悪く、結局リーグ戦16試合の出場で4得点という平凡な成績で終わった。

チェルシー自体も12位でシーズンを終えるなど低迷。

ジョアン・フェリックスはチェルシー低迷の原因の1つとして見られてしまった。

アトレティコにはすでに居場所はなく、移籍先を早急に探す必要がある

チェルシーへのレンタル移籍は、完全移籍のオプションが付いていたが、チェルシーがこのオプションを行使しないことを決定させたことで、アトレティコへ復帰することになる。

しかし、すでにフェリックスはシメオネ監督の構想外の選手となっているため、チームのツアーには帯同せずに早急に移籍する必要がある。

パリ・サンジェルマンも獲得に乗り出していたが、韓国代表イ・ガンインを獲得したことでその可能性が低くなっている。

フェリックス自身はCLへの出場を希望しているが、その条件に当てはまるクラブがようやく獲得に乗り出したようだ。

そのクラブは、「ベンフィカ」だ。

フェリックスにとっては古巣であり、昨季もポルトガル王者となっていることからも、悪くない移籍先だと言えるだろう。

ラ・リーガやプレミアリーグからポルトガルリーグにプレー場所を変えるのは若干のステップダウンだが、フェリックスはまだ23歳であり、巻き返す時間は残されている。

果たしてフェリックスの移籍先はこのままベンフィカとなるのか、はたまたエムバペやネイマールの移籍が実現することによりPSGへの移籍となるのか、その動向に注目だ。

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