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ブライトンのデ・ゼルビ監督,三苫薫

トッテナム敗戦&アストン・ヴィラ引き分けでブライトンのEL出場権獲得が濃厚に

写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
5月20日、プレミアリーグ第37節が行われ、トッテナムがブレントフォードに1-3で敗戦、アストン・ヴィラがリヴァプールに1-1で引き分けた。

両チームとも勝ち点3獲得ができなかったため、日本代表三笘薫が所属するブライトンの来季EL出場権獲得が濃厚となった。

なお、ブライトンは本日(日本時間5月21日22:00)サウサンプトと戦う。

サウサンプトン戦勝利でほぼEL出場権獲得となるブライトイン

今季のプレミアリーグにおけるEL出場権獲得条件は、「5位のクラブと6位のクラブ」となる。

例年であれば5位のクラブのみなのだが、今季はFA杯の決勝にすでに5位以上の成績が決まっているマンチェスター・シティとマンチャスター・ユナイテッドが勝ち上がっているため、6位にEL出場権が与えられることになっているのだ。

・5位リヴァプール 勝ち点66 得失点差28 消化試合数37

・6位ブライトン 勝ち点58 得失点差18 消化試合数35

・7位アストン・ヴィラ 勝ち点58 得失点差4 消化試合数37

・8位トッテナム 勝ち点57 得失点差4 消化試合数37

・9位ブレントフォード 勝ち点56 得失点差11 消化試合数37

現時点でEL出場権獲得の可能性があるのはこの5クラブとなる。

リヴァプールはすでに6位以内に入ることが決定しているため、来季のEL出場権が与えられる。

注目は残りの1枠だが、かなりブライトンが有利な状況となっている。

勝ち点自体はアストンヴィラと同じで、トッテナムより1ポイント上回っているだけだが、消化試合数が2試合も少ないのだ。

さらに、得失点差がこの2クラブよりも14も上回っているため、勝ち点で並ばれたとしても得失点差を逆転される可能性が低いのだ。

本日の対戦相手は最下位に沈むサウサンプトンであり、さらにブライトンのホームで行われるため、勝ち点3を獲得できる可能性は高いだろう。

そうなれば、アストン・ヴィラとトッテナムが最終戦に勝利したとしても、2試合を残した時点で「ほぼ」EL出場権獲得が決まることとなる。

「ほぼ」である理由は、ブライトンが最後の2試合とも大量失点を喫して負けることで得失点差でアストン・ヴィラに逆転される可能性がわずかにあるからだ。

ブライトンの次戦は優勝を決めたマンチェスター・シティであるため、大量失点で負けるかもしれない。

アストン・ヴィラの最終戦がブライトンとの直接対決となっているため、そこでアストン・ヴィラが4点差、5点差以上で勝利すれば、逆転の可能性も出てくるのだ。

ただし、ブライトンがサウサンプトン戦に勝利し、残り2試合をガチガチに守備を固めて臨んだのならば、さすがにシティとアストン・ヴィラであっても大量得点は奪えないだろう。

このように、ブライトンのクラブ史上初となるEL出場がかなり濃厚であると言えるだろう。

しかし、35節には降格争いをしているエヴァ―トンにホームであるにもかかわらず1-5と敗れているため、サウサンプトン戦も絶対に勝てるというわけではない。

怪我人も多く、疲れはピークに達しているはずだが、三笘には今日のサウサンプトン戦でチームを勝利に導く活躍をしてもらいたいものだ。

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