マンチェスター・Uのアストン・ヴィラ戦勝利によってブライトンのEL出場権獲得の可能性が高まる
ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
4月30日、プレミアリーグ第34節「マンチェスター・ユナイテッド対アストン・ヴィラ」の一戦が行われ、1-0でマンチェスター・ユナイテッドが勝利した。
この勝利によってユナイテッドは勝点を63に伸ばし、来季のCL(チャンピオンズリーグ)出場権獲得の可能性が高まった。
これにより、日本代表MF三笘薫が所属するブライトンのEL(ヨーロッパリーグ)出場権獲得の可能性も高まった。
FAカップ決勝がシティとユナイテッドのため、EL出場権が5位だけではなく6位に与えられる
イングランドで毎年行われているFAカップでは、優勝チームに次のシーズンのEL出場権が与えられる。
しかし、今季はまだ確定はしていないものの、CL出場権を獲得できる可能性の高いマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが決勝まで残っているため、EL出場権がプレミアリーグの6位に与えられることになるはずだ。
現在プレミアリーグのEL出場権争いは熾烈を極めている。
5位リヴァプール 勝ち点56(試合数33)
6位トッテナム 勝ち点54(試合数34)
7位アストン・ヴィラ 勝ち点54(試合数34)
8位ブライトン 勝ち点52(試合数31)
9位ブレントフォード 勝ち点50(試合数34)
現実的にEL出場権を獲得できるチームはこの5チームとなりそうだが、本来であれば5位にのみ与えられるEL出場権が今季は6位まで与えられる可能性が高い。
この5チームの中で上位2チームに入れば良いわけだが、ポイントとなるのが「試合数」だ。
現状の勝ち点だけで判断するならば5位のリヴァプール、6位のトッテナム、7位のアストン・ヴィラが有利だが、8位のブライトンはこの3チームよりも2~3試合消化試合数が少ない。
つまり、実はこの5チームの中でブライトンは非常に有利な立場なのだ。
マンチェスター・ユナイテッドが今節アストン・ヴィラに勝利し、4位以内に入る可能性を高めてくれたおかげで、ブライトンが6位以内に入る確率は大幅に上がった。
ブライトンがEL出場権獲得できれば、クラブ史上初の欧州大会参戦となる
ブライトンは長らくイングランドの2部リーグに所属しており、2017-2018シーズンよりプレミアリーグに昇格しているクラブだ。
これまでELやCLといった欧州大会への出場はないため、今季を6位以内でフィニッシュできれば、クラブの歴史を大きく塗り替えることになる。
もしも実現できれば、そのチームの主力メンバーである三笘は確実にブライトンのレジェンドとしてこれからも愛されることになるだろう。
果たしてブライトンはクラブの歴史を塗り替えることができるのか。
残り7試合でどこまで勝ち点を伸ばすことができるのか、注目しよう。
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