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三笘薫(写真:REX/アフロ)

終わりよければすべてよし!ここまで低調なブライトンに残された2つのコンペティション

三笘薫(写真:REX/アフロ)
2月18日にプレミアリーグ第25節「シェフィールド・ユナイテッド対ブライトン」の一戦が行われる。

日本代表MF三笘薫も怪我から復調し良いプレーを見せており、この試合での活躍が期待される。

しかし、実はブライトンにとってシェフィールド・ユナイテッド戦はそれほど重要度が高くない。

それよりも意識は2つのコンペティションに向かっているはずだ。

絶望的な順位のプレミアではなくFA杯とELに照準を合わせる

24節終了時点でのブライトンの順位は9位(勝点35)で、来季のEL出場圏内の5位はほぼ絶望的となっている。(5位アストン・ヴィラは勝点46)

ジョアン・ペドロやミルナー、バレバ、ダフードが加わり、レンタルバックでアディングラ、バルセロナからのレンタルでアンス・ファティを獲得し4位以内を目指したが、ここまで散々な結果となっている。

ちなみに期待されていたダフードはすでにシュツットガルトにレンタルに出されている。

守備の不安定さはかなり酷く、得意のビルドアップが狙われ失点に直結しているシーンも目立つ。

現段階では、「失望のシーズン」と言えそうだが、まだ「良いシーズン」にできるチャンスは残されている。

FA杯では5回戦に勝ち残っており、ELでも決勝トーナメントに進出しているからだ。

仮にFA杯で優勝できれば、来季のEL出場権が与えられる。

そしてもしもELを制すれば、来季のCL出場権が獲得できるのだ。

シーズン中盤は怪我人続出でベストメンバーで臨めた試合は1試合もなかったが、怪我人の多くがすでに戦列に復帰している。(あとはエンシソとマーチのみ)

アディングラもアフリカネーションズ杯を制しチームに合流。

ビルドアップにこだわり過ぎない戦い方に切り替えることができれば、FA杯かELを制する可能性もゼロではないといえるだろう。

移籍濃厚といわれる三笘だが、残留の可能性もある

マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、バルセロナなどから関心を寄せられている三笘薫だが、来季ブライトンでプレーする可能性も残されている。

ブライトンはすでに19歳のイブラヒム・オスマンを獲得しており、三笘の代役として期待できる。

しかし、まだ19歳と若く、ドリブルに定評はあるがパスのテクニックに関してはまだまだ未熟であることからも、プレミアリーグで即戦力として機能しない可能性もある。

さらに、もしも来季ブライトンがELもしくはCLに出場することになった時、三笘が残留することで戦力的にも維持でき、活躍次第では今よりも高く売却できるかもしれない。

そうした意味でも、やはりブライトンに残された2つのコンペティションが非常に重要となるわけだ。

果たしてブライトンはここから巻き返し最高のシーズンにすることができるのか、注目だ。

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