写真：ソン・フンミン（提供：AP/アフロ）
1月31日、アジアカップラウンド16「サウジアラビア代表対韓国代表」の一戦が行われ、1-1（PK2-4）で韓国代表が勝利した。
韓国代表はベスト4を賭けて2月2日にオーストラリア代表と対戦する。
韓国は完全アウェーでの激闘を制す
エースのソン・フンミンをCF起用するなど戦い方を変更した韓国代表だったが、完全アウェーの雰囲気の中、激しい試合展開となった。
中盤の攻防は特に激しく、さながら「肉弾戦」だった。
後半の立ち上がりに隙を突かれ先制点を許す苦しい展開となったが、ファン・ヒチャンやチョ・ギュソンを早めの時間帯に投入し積極的に攻撃を仕掛ける。
サウジアラビアの堅い守備を崩せず敗戦かと思われた後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。
アディショナルタイム終了まであと2分を切っており、ほぼラストチャンスともいえる攻撃で見事途中出場のチョ ギュソンがヘディングゴールを決める。
土壇場で追いついた韓国は延長戦で決着は付けられなかったものの、PK戦ではキャプテンのソン・フンミンが1番手に登場し冷静に決めるなど4人全員がPKを決めた。
これに対しサウジアラビアは体力を使い果たし延長戦では完全にガソリン切れとなり、気力面で完全に韓国に負けていた。
チョ・ヒョヌに2度好セーブされ万事休す。
1960年大会以来64年ぶりとなる悲願のアジアカップ優勝を目指す韓国がベスト8に進出した。
ベスト8進出も満身創痍の韓国
これでベスト8進出となった韓国だが、決勝を含め残り3試合を残した現時点ですでに満身創痍となっている。
サウジアラビア戦では120分間（前後半と延長戦のATを含めると130分間以上）戦っており、グループステージ第3節のマレーシア戦でも後半AT15分を含むと100分以上戦っている。
ソン・フンミンやイ・ガンイン、キム・ミンジェなど主力選手たちの多くは出ずっぱりとなっているため、ベスト8進出はしたもののかなり疲労が溜まっている状態だ。
ベスト4を賭けて戦うオーストラリア代表は、2日前にインドネシア代表を4-0で破っており、コンディション面では圧倒的に韓国代表よりも有利となる。
果たして満身創痍の韓国代表は難敵オーストラリア代表を破ることができるのか、今後の戦いにも注目だ。
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