熱中症予防の新常識?サッカーで帽子を被るという選択肢!
プロのサッカーの試合で帽子を被っている選手は見たことがないかと思いますが、実はアマチュアのサッカーでは帽子を着用してプレーする人も増えてきています。
「え?帽子を被りながらプレーするのは危険じゃない?」と感じる人も非常に多いかと思います。
しかし、現代ではサッカーように改良された帽子が販売されているので、帽子を被りながらでも安心してプレーすることが可能となっています。
この記事では、そんな「サッカーで帽子を被るという選択肢」について解説していきたいと思います。
サッカーで帽子を被るメリット
これまでサッカーを長年プレーしてきた人であれば、帽子を被りながらプレーするという感覚はかなり違和感を感じるかと思います。
例えばゴールキーパーであれば稀に被っている姿を見たことがあるかと思いますが、フィールドプレイヤーが被るというのはイメージすら湧きませんよね。
しかし、実際にサッカーで帽子を被ることで、以下のようなメリットを得ることができるのです。
熱中症予防
近年、紫外線量は徐々に増えてきていて、平均気温も一昔前よりも確実に上がってきています。
試合中や練習中に熱中症の症状で倒れてしまったり、体調不良でしばらく動けなくなってしまう人も良く見かけるようになりました。
サッカーの試合は屋根のない屋外でプレーすることがほとんどなので、どうしても直射日光を多く浴びることになってしまいます。
日本人の髪は黒ですから、かなり光を吸収しやすいという側面もあります。
大人の試合でもリスクは上がっていますが、特にジュニア世代のサッカープレイヤーの安全面を考えると大きな問題であると言えるのです。
サッカー用の帽子を被ることで、直射日光から頭を守ることができるので、熱中症対策として高い有効性を発揮します。
すでに多くの子供が夏場に帽子を被るようになってきていて、今後帽子の着用を義務付けるチームも増えていく可能性もあります。
頭部が守られている感覚
サッカーは、激しく相手プレーヤーとぶつかり合うスポーツでもあります。
特にコーナーキックやフリーキックなどは、相手とヘディングで競り合うことになるので、非常に危険を伴います。
サッカー用の帽子は、ヘルメットのように硬い素材ではありませんが、布1枚頭に被っているというだけでも若干の衝撃の吸収効果が期待できます。
何より、「頭が覆われている感覚」というのは、かなり安心感が感じられるものです。
プレー中に帽子を被って危なくないの?
サッカーのプレー中に帽子を被ることで、有効な熱中症対策になるということはお分かりいただけたかと思います。
しかし、それでもまだ違和感を感じる人がほとんどなのではないでしょうか?
「サッカーのプレー中に帽子を被ったら相手に怪我させてしまわない?」
「高く上がったボールをヘディングする時につばが邪魔でボールが見えなくなってしまうのでは?」
「そもそもつばが邪魔でヘディングできないはず」
しかし、近年のサッカー用の帽子は、これらのデメリットにしっかりと対応しています。
つばはソフトな素材で作られている
一般的な帽子と言えば、つばの部分が硬く加工されていますよね。
つば自体の長さも10㎝程度あるものも多かったりします。
しかし、サッカー用の帽子は、つば部分が非常に柔らかい素材で作られているので、当たっても全く痛みを感じることはありません。
つば自体の長さも、通常の帽子よりも若干短めに作られています。
つばを後ろ向きにして被る仕様
近年のサッカー用帽子は、プレー中は後ろ向きに被る仕様となっているので、つばが相手に当たる危険性がほとんどありません。
高く上がったボールもつばに隠れてしまうこともありませんし、ヘディングの際にボールがつばに当たってしまうこともないのです。
また、「おでこでボールを捉える時に、帽子のサイズを変える際の調節部分に当たり怪我をしたリヘディングの方向が変わってしまうのでは?」という疑問を持つ人もいるかと思いますが、この問題についてもしっかりと考え抜かれています。
おでこ部分に突起がないような仕様となっていますし、柔らかい素材となっているので、ケガをする危険性もなければ方向が変わってしまうこともないのです。
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