サッカーの靴下(ソックス)の履き方とスパイク内でズレないための工夫
サッカーをプレーする際には、必ず専用の靴下(ソックス)を履きますが、何気なく履いてはいませんか?
スパイクやトレーニングシューズはボールに直接触れるものですし、フィット感やスタッドの種類によってパフォーマンスに大きく影響してしまうので気にする人も多いかと思いますが、靴下はあまり意識しない人が多いはずです。
しかし、プレーヤーの中にはオシャレさを意識する人や、より良いプレーをしたいと思い靴下の履き方や種類にこだわる人もいたりします。
この記事では、そんな「サッカーの靴下(ソックス)の履き方とスパイク内でズレないための工夫」について解説していきたいと思います。
靴下(ソックス)の履き方の種類
何気なく靴下を履いている人も多いかと思いますが、こだわる人は靴下の履き方までこだわるものです。
その履き方の種類を挙げてみましょう。
普通に履く
サッカーの靴下を普通に履くというのは、靴下の上部を少しだけ織り込んでひざ下で揃えるように履くことを指します。
上部を折り返すので程よく締め付けられ、すね当てが上にズレることを防いでくれます。
大半の人がこの履き方をしているので、意識せずに普通履きしているという人も多いのではないでしょうか?
ちょっと厳しめなチームでは、この履き方以外は許さないというケースもあります。
靴下の履き方で個性を出したいというプレーヤーも、残念ながらチームが許さなければそれに従い普通履きをするしかないでしょう。
膝上まで伸ばして履く
サッカー用の靴下は非常に長さがあり、折り返さないと膝を覆ってしまうほどです。
そして、まさに折り返さずにそのまま伸ばした状態で履くという人も少数派ですが存在します。
有名な選手で言うと、元フランス代表でアーセナルやバルセロナでも活躍したティエリ・アンリ氏が挙げられます。
実はこの履き方は、アンリ氏が流行させたと言われていて、今でも「アンリ履き」と呼ばれることもあるのです。
足が長く見えるというメリットもありますし、膝をカバーしてくれるので、若干の保護力強化をすることができます。
膝に不安を抱えているプレーヤーなどは、サポーター代わりとなり安心感を得られるかもしれません。
少し下げてルーズに履く
サッカー用の靴下を下に下げ、ダボ就くように履く人もいます。
この履き方をする人は、「オシャレに履きたい」という人がほとんどです。
日本のプレーヤーで言うと、元日本代表の松井大輔さんがよくルーズ履きをしていましたよね。
肌の露出面が多くなるので、夏場などは快適にプレーできますが、その代わりに怪我をしやすくなるリスクが上がります。
公式戦などでは審判から注意を受けるケースもあります。
スパイク内でズレずに踏んばれるようにセパレート式の靴下を履くケースもあり!
サッカーをプレーしている人ならば、前述した3種類の履き方はすでに知っている人がほとんどでしょう。
しかし、実はサッカーの靴下の履き方はこれだけではないのです。
近年、「セパレート履き」という履き方が流行ってきています。
これは、チームソックスを足首の部分で切り落とし、5本指のショートソックスや踏ん張りの効く火口がしてあるショートソックスとセパレートさせて履くという方法です。
「え?そんなことしていいの?」と驚く人もいるかと思いますが、実際にこの方法で履いているプレーヤーも数多くいますし、専用の商品も多数販売されています。(「タビオ」や「トゥルーソックス」など)
注意点は、必ずチームソックスと同じカラーのショートソックスを用意することです。
サッカーの試合では、テーピングなどもチームカラーの物を使用しなければならないという規定があるのです。
ショートソックスの上にチームソックスを重ねるような形で履き、同系色のテーピングで固定します。
この靴下の履き方のメリットは、ズレ防止機能が付いた専用のショートソックスを使用するので、スパイク内で足がズレてしまうリスクを最小限にしてくれるということです。
ドリブルをする際や、ディフェンスをする際には、何度も足を踏ん張りながらプレーしますし、シュートやパスの際も軸足をかなり踏んばります。
そういった瞬間にスパイク内で足が微妙にズレてしまうと、それだけでプレーの質が落ちてしまうのです。
ズレを防止することで、最高のパフォーマンスを発揮することができるわけです。
ズレ防止機能が付いているタイプの他にも、5本指タイプのショートソックスで踏ん張る力を最大限に高めるタイプもあったりします。
チームソックスを切ることになるので、事前にしっかりと監督などに許可を得るようにしましょう。
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