1人でも上達できるサッカーのパス練習3選
サッカーで花形のプレーと言えば、やはり相手ディフェンダーを華麗にかわすドリブルや、得点を奪う強烈なシュートですよね。
しかし、そんな得点のチャンスをお膳立てするためには、正確なパスや相手の意表を突くパスなどが必要不可欠となります。
サッカーは11人という多人数で行うスポーツゆえに、パスを上手に繋ぐことが最も重要とも言えるのです。
この記事では、そんな「1人でも上達できるサッカーのパス練習」について解説していきたいと思います。
パスを上達するためには「蹴り方」を学ぼう
パスを練習すると言っても、基礎中の基礎であるインサイドキックの練習ばかりしていても幅広いスキルは身に付けることができません。
まずは「どんなパスの蹴り方があるのか」を学びましょう。
パスの蹴り方
パスを行う方法は、主に4つの蹴り方に分かれます。
・足の内側で蹴るインサイドキック
・足の親指の付け根部分で蹴るインステップキック
・足の外側で蹴るアウトサイドキック
・つま先で蹴るトゥーキック
パス練習を行う際には、この4つの蹴り方のすべてをバランスよく行うようにしましょう。
全ての蹴り方をマスターしておけば、試合中のどんな状況でも味方にパスを送ることができるようになります。
1人でも上達できるサッカーのパス練習
パスの種類が把握できたところで、具体的に1人でもできるパス練習をいくつか挙げていきましょう。
サッカーボールを蹴っても大丈夫な公園やグラウンドを見つけて、定期的に練習を繰り返しましょう。
壁当てのパス練習
サッカーのパス練習で最も効果があるのが、「壁当て」です。
蹴ったボールがすぐさま自分の足元に戻ってくるので、短い時間で効率的に練習することができるというメリットがあります。
また、この壁パスは工夫次第で様々なパスの練習ができますし、同時にトラップの練習もできるので、とにかくおすすめです。
壁当てができるサッカーの練習OKな公園やグラウンドをもしも見つけることができたならば、されだけでも最高の環境を手に入れたと思っていいでしょう。
もしもそういった環境が身近になければ、家の庭などにある壁で迷惑にならない程度に行ってみましょう。
まずは「インサイドで蹴ってインサイドでトラップ」という練習を行いましょう。
インサイドで壁に当て、はね返ってきたボールをインサイドでトラップします。
この時に意識すべきは、「トラップする足にピッタリ戻ってくるように意識しながらパスをする」ということです。
パスは技術だけでなく、パスをどのような意識で行うかが重要です。
蹴った足でトラップするならば真っすぐにインサイドで蹴らなければいけませんし、逆足でトラップするのであれば若干角度が付くように蹴らなければなりません。
慣れてきたら、インステップやアウトサイドでも蹴ってみましょう。
この時のトラップも、インサイドでトラップするだけでなく、インステップやアウトサイドでもトラップを行ってみましょう。
股、パススピードを変えてみたり、浮き球で壁に当てるといった応用練習を行うのも効果的です。
世界で最も成功したクラブの1つでもあるFCバルセロナの監督を務めているシャビ・エルナンデスさん(現役時代は世界的なパスの名手)も、子供の頃にひたすら壁当ての練習をしていたそうです。
そして、そんなボールを蹴ればどんなボールが戻ってきくるか常に意識しながら練習を行ったことで、ハイレベルなパス能力を身に付けたのです。
目標物に当てるパス練習
もしも壁のない公園やグラウンドでパス練習を行うのであれば、ゴールを使ってゴールを遠くまで取りに行かなくてもいいように練習しましょう。
壁当てでは、比較的短い距離のパスを取得できますが、公園やグラウンドでは中距離~長距離のパススキルを習得することができます。
コーンなどの比較的大きめの目標物を設置して、距離や角度を変えながらパス練習を行います。
この時も、インサイドだけでなくインステップやアウトサイドのパスも忘れずに行うようにしましょう。
また、ボールを止めた状態でパス練習をする人も多いですが、試合中にボールを止めてパスができるシチュエーションは多くありません。
あえてボールをリフティングをしたり、1~2メートル先に浮き球を蹴ったボールをそのままパスをするといった練習も行うようにしましょう。
また、中距離以上の場合はボールの回転を意識する必要があります。
パスを受ける人がトラップしやすいように、ボールの下を押し出すように蹴ることで逆回転(バックスピン)を掛けるパスも練習しましょう。
ドリブルをしながらコーンやマーカーを2つ置き間を通すパス練習をする
前述した通り、サッカーの試合中は泊まった状態でパスするケースはかなり少ないです。
その逆に、ドリブルをしながらパスをするというケースはとても多かったりします。
そして、それが一番パスがズレやすいシチュエーションなのです。
このパススキルを向上させるためには、「ドリブルをしながらコーンやマーカーを2つ置き間を通す」というパス練習を行うのが効果的です。
ドリブルをしながら間接視野でコーンやマーカーを捉え、止まらずにそのままパスを行います。
非常に難易度の高いパスになるので、最初のうちは10本に1~2本程度しか間を通らないかと思いますが、繰り返し練習していくうちに徐々に精度が上がっていくことでしょう。
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