旗手怜央のセルティック初ゴールに各方面から賛辞!多様な活躍ぶりに「明らかに“ホンモノ”」
現地時間1月26日、スコットランド・プレミアシップ第23節が行なわれ、セルティックは2-1でハーツを下して、3連勝を飾った。
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3連勝中と好調な3位ハーツの本拠地に乗り込んだ一戦、2位のレンジャーズは序盤から幾つかチャンスを創りながら迎えた27分、敵陣で味方がカットしたボールを受けたMF旗手怜央がドリブルで運び、27メートル程の距離から右足を振り抜いてゴールネットを揺らす。飛んだGKクレイグ・ゴードンの手が届く範囲でありながら、あまりの球速に反応できないほどの強烈な一撃だった。
新天地でのデビュー戦となったハイバーニアン戦でいきなりマン・オブ・ザ・マッチに輝いた24歳は、自身の初ゴールでチームにリードをもたらすと、その8分後にはフリーのマシュー・オライリーにパスを通し、彼のクロスからゲオルギオス・ギアクマキスがバックヒールでのダイレクトシュートで2点目を挙げた(オフサイドも疑われたが……)。
その後、セルティックはホームチームに反撃され、62分にこちらもオフサイドか否か微妙な形で抜け出されて1点を許し、さらに73分にもPKを献上したが、ポストに救われて逃げ切りに成功。古橋享梧、井手口陽介、カラム・マグレガーらを怪我で、前田大然やトム・ロギッチが代表招集と、多くの主力を欠いた状態ながら、セルティックは難敵を敵地で撃破し、首位レンジャーズとの勝点差4をキープした。
このような試合で攻守に大きく貢献した旗手は、自身のSNSでゴールシーンの写真を公開し、「初ゴール!」と綴って喜びを表わし、セルティックの公式サイトは「驚異的なゴール」「日本人MFは“雷”を放ってセルティックに先制点をもたらした」「2点目にはビルドアップで関与」と賛辞をまじえてその働きぶりをレポート。アンジェ・ポステコグルー監督は「デビュー戦の後でハードルが高くなっていたが、レオはそれを乗り越えた。スーパーゴールであり、本当に良くプレーしたと思う」と褒め称えている。
現地メディアもこれを高く評価しており、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「インターセプトからルーズボールを拾ったハタテが30ヤードの距離から見事なシュートを放った」とレポートし、SNSでも「シンプルに素晴らしい!」と絶賛。英国公共放送『BBC』は「ハタテの長距離からの“灼熱のシュート”は、GKゴードンにとってはあまりにパワフルすぎた」と、先制ゴールの凄さを表現した。
スコットランドの日刊紙では、『THE SCOTSMAN』が「多くの欠場選手に焦点が当てられる中で、ハタテは加入2戦目でセルティックの中心選手となった」「先制点となる30ヤードの“バズーカー”が注目を集めた」と綴り、10点満点では「最も重要性が高かった」というギアクマキスの「8」に続く「7」を与えている。
『THE SCOTTISH SUN』は「ハタテの素晴らしいフィニッシュ。デビュー戦で見る者に強い感銘を与えた新たなセルティックのスターの一撃は、さらにサポーターたちからの愛情を強めることとなった」と先制点を振り返り、2点目を引き出したパスについても「先制点から10分もしないうちに、変わらぬ大きな役割を果たした」と報じた。
そして『SCOTTISH DAILY EXPRESS』は、採点でオライリーとともに最高タイの「9」を与え、寸評では「驚くべき一撃でゴードンが守るホームチームのゴールを狙い撃ちした他、相手のプレッシャーを受けながらも、中盤で冷静に多くの効果的なパスを味方に配球。ピッチを幅広く動いてバトルにも勝ち続け、さらに攻撃の組み立ても担った」と賛辞を贈っている。
最後に、セルティックの専門メディア『THE CELTIC WAY』は「日本のMFはハイバーニアン戦以来の出場で、スペクタクルな方法で新たなクラブでの初ゴールを記録。一発百中の精度で30ヤードのミドルを決めるという、信じられないテクニックを披露した。ハタテは明らかに“ホンモノ”であり、そのような逸材をセルティックは手に入れた」と終始ポジティブに綴り、採点はこちらも最高タイで「8」とした。
構成●THE DIGEST編集部
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