「クボは2失点に関与した」現地メディアが久保建英のディフェンスを酷評…鮮やかなクロスを称えるも「守備はお粗末だった」
ラ・リーガ第22節、久保建英が所属するマジョルカは現地時間1月22日にビジャレアルと対戦し、前半から失点を喫するなど苦しい試合展開を強いられ0−3で敗れた。久保は公式戦で3試合続けてのスタメン出場となったものの、チームを勝利に導くことはできなかった。
久保は開始早々から前線中央にポジションを取り、マジョルカの攻撃の起点として精力的な動きをみせた。しかし、12分にビジャレアルのアルフォンソ・ペドラザに自陣深くまでボールを運ばれると、久保がディフェンスにつくもクロスを上げられ、これをマジョルカDFフランコ・ルッソがクリアしきれずにオウンゴールで失点。さらに34分、中盤で久保がマークしていたマヌエル・トリゲロスが最後はゴール前でフリーとなり、味方から送られたボールを押し込み、前半で2点を奪われている。久保も69分で交代を告げられ、チームは後半にも3点目を許した。
この試合について、現地メディア『Managing Madrid』でもマジョルカの失点の場面を中心に伝えており、「前半の2失点は避けられたはずで、クボはそのいずれにも関与していた」と綴るなど、久保に対して厳しい言葉が並んでいる。
相手の先制点に繋がったシーンには「クボはペドラザとの間にできたスペースを塞ぎ、クロスを阻止することができたはずだ」と、マークの甘さを指摘。さらに「2点目は、クボがトリゲロスを中盤でフリーにし、ボックス内でフリーランを許した」と、ここでも失点の原因として久保の名前を挙げた。
一方で「クボとチームメイトのお粗末な守備にもかかわらず、マジョルカが試合を変える可能性を秘めた魔法のような瞬間が1つあった」として、前半での久保のプレーを取り上げている。20分、久保が右サイドでボールを受けると、ディフェンスの隙をついて左足でファーサイドへクロスを送っている。ゴールこそならなかったものの、序盤からの徹底マークをものともせず、決定的な場面を演出した。
このシーンについて、記事では「3人のディフェンダーをかわし、ボールを拾ったクボは、完璧なクロスを味方に供給した。才能を証明するクオリティをみせた」と称えながら、一連のプレーを振り返っている。
古巣との対戦では結果を残せなかった久保。再び始まる日本代表での戦いも含め、さらなる成長が求められる。
構成●THE DIGEST編集部
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