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冨安健洋の攻守における貢献度に英メディアで賛辞の嵐! 「影響力が増している」サムライには「8」の高得点も

プレミアリーグ第16節のサウサンプトン戦では、攻守両面で連敗ストップに貢献した冨安。(C)Getty Images
現地時間12月11日、プレミアリーグ第16節が行なわれ、アーセナルは3-0でサウサンプトンを撃破、連敗を2で止めた。
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4戦未勝利(2分け2敗)のセインツ(サウサンプトンの愛称)を本拠地エミレーツ・スタジアムに迎えた一戦、ガナーズ(アーセナルの愛称)は序盤から相手の攻勢を許したが、21分にブカヨ・サカのクロスをアレクサンドル・ラカゼットが合わせて先制。さらに6分後にはキーラン・ティアニーのラストパスをマルティン・ウーデゴーが頭で詰めて突き放した。

後半も主導権を握るなかで、62分にCKからガブリエウ・マガリャンイスがヘッド弾を叩き込んで9節アストン・ビラ戦以来の3得点を記録。相手の反撃を封じ込めて、今季リーグでは初の3点差勝利を挙げた。

そして、この3得点の最初の2つに絡んだのが、加入以来リーグ13試合連続で先発出場を果たした冨安健洋だ。先制の場面ではアシストを決めるサカにパスを通すと、自らゴール前まで走り込んでゴールも狙った積極的な右SBは、今後は右サイドからのクロスをティアニーに合わせて、2点目に絡んでいる。

自らも惜しいヘッド弾を含む2本のシュートを放った冨安は、90分間を通してボールタッチ88本、パス64本(成功率81%)、キーパス1本、ドリブル1回、空中戦10回(勝率50%→守備陣の勝率は83%)、タックル2回(成功率50%)、インターセプト1回というスタッツを記録して、3試合ぶりの勝利に貢献(専門メディア『WhoScored.com』より)した。チームの公式サイトも「この日の午後はずっと印象的だった」と日本人選手をポジティブに評した。

英メディアの評価も軒並み高く、衛星放送『Sky Sports』は10点満点の採点で、好守連発のGKアーロン・ラムズデイル、ガブリエウ、ウーデゴーに次ぐ「7」。英国公共放送『BBC』の視聴者投票による採点では、チーム7番目となる「7.66」が与えられている。

日刊紙では、『THE SUN』が最終ライン4人の中では最高採点となる「8」を与えたうえで、次のように評している。

「先制の場面では、右サイドでプレスを破ってカウンターを始めるなど、守備から攻撃への速い切り替えをうまくこなした。攻守両面で急速に信頼できる存在となった。後半は守備で粘り強さを発揮して勝利を重ねた彼を、早い時間帯からサポーターは『スーパー・トム、スーパー・トミヤス』の合唱とともに受け入れた」
同じく「8」を与えた英紙『Evening Standard』は「試合が進むにつれて、より良くなっていった。守備では堅実であり、カイル・ウォーカー=ピータースに対しては、素晴らしいタックルで突破を許さなかった。攻撃面でも良く、サカと好連係を見せた」と、こちらも攻守両面での貢献を評価した。

スポーツ専門メディアの『sportskeeda』も「週を重ねるごとに、冨安のチーム内での影響力は増すばかりだ。このSBは、攻守両面で素晴らしい。パスは正確であり、右サイドで常に相手に競り勝った」と褒め称え、こちらも採点は「8」。さらに、同じ採点のサッカー専門メディア『90min』は、寸評も「彼のチームにおける攻撃面での影響力は週ごとに強まっているように見える」と似ている。

『football.london』もウーデゴーに次ぐ2番目の評価として採点を「8」とし、「アーセナルは序盤から苦戦したが、その中でこの日本代表選手は数少ない生き生きとした選手のひとりだった。チームの最初の2ゴールに絡み、GKウィルフレド・カバジェロに防がれたCKからのヘッド弾も、ゴールに値するものだった」とポジティブに綴った。

最後に、アーセナルの専門メディア『PAIN IN THE ARSENAL』は「冨安の、新たな素晴らしいプレー。序盤のセインツのプレッシングにも崩れることなく、右サイドの危険なゾーンで、幾つかのクレバーなパスを通した」と攻撃面での良さを強調し、こちらも他のメディア同様に採点を「8」としている。

構成●THE DIGEST編集部

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