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「八百長の審判に何を期待すればいい?」バイエルン戦の判定にハーランドらドルトムントの逸材たちが激怒!

バイエルン戦に敗れて優勝争いでも一歩後退したドルトムント。しかし、試合後にはレフェリングを巡って不満の声が上がった。(C)Getty Images
ドイツ伝統のダービーマッチでの判定を巡って小さくない波紋が広がっている。

事の発端は、現地時間12月4日に開催されたブンデスリーガ第14節、ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンの“デア・クラシカー”での起きたワンプレーだ。互いに打ちあって2-2で迎えた72分、CKの流れからかつてバイエルンに所属したドルトムントのマッツ・フンメルスがハンドを犯してしまう。一度プレーは流されたものの、直後にフェリックス・ツバイヤー主審がVARチェックを敢行。結局、PKの判定となった。

千載一遇のチャンスをバイエルンの主砲ロベルト・レバンドフスキが危なげなく決め、伝統の対決に終止符は打たれた。だが、首位攻防戦でもあった今回の一戦に敗れたドルトムント側からは、PKの原因となったプレーに不満が噴出。試合後に選手たちが異論を唱えた。

まず、独衛星放送『Sky』のフラッシュインタビューに応じたジュード・ベリンガムは、「僕はどう見てもPKじゃないと思う」と主張。そして、あからさまに不満げな表情で、主審を務めたツバイヤー氏に意見した。

「フンメルスはボールを見ていないじゃないか。相手と競り合ったなかで当たってしまったけど、彼はボールを見ていないし、故意に当てたとも思えない。まぁ、この試合(バイエルン戦)のあらゆる判定を見ればわかると思うけど、ドイツ最大の試合で八百長をしている審判に、僕らは何を期待すればいいっていうんだ」

イングランドのティーンエージャーが赤裸々に心境を打ち明ける。一方でドルトムントの若き主砲アーリング・ハーランドもツバイヤー氏の判定に「あれはスキャンダルと言えるものだった」と怒りをにじませた。

「ハンドもそうだけど、マルコ・ロイスが倒されたプレーも間違いなくPKだった。僕は主審に『なんでビデオで確認しないの?』と聞いたけど、『その必要はない』と一方的に言われたよ。かなり傲慢な感じでね。彼は傲慢だった。これ以上は言わないよ」

ブンデスリーガ9連覇中のバイエルン。ドイツでは敵なしの王者である彼らとの大一番におけるジャッジを巡っては、これまでも、さまざまな物議を醸してきたが、今回もかなりの騒動となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】ドルトムント勢を激怒させたドイツ人主審のバイエルン戦のジャッジをチェック

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