「まさに衝撃的な交代劇」南野拓実の出場48秒でのホーム初ゴールに現地メディアは驚きと称賛!
現地時間11月20日、プレミアリーグ第12節が行なわれ、リバプールは4-0の大差でアーセナルを下した。
前節でウェストハム相手に今季初黒星を喫した「レッズ」が本拠地アンフィールドに、ここまで公式戦10戦連続の負けなし(8勝2分け)を誇る好調の「ガナーズ」を迎えた一戦は、前者が序盤から攻勢に立ってチャンスを作ると、39分にFKからサディオ・マネが頭で合わせて先制。52分にはアーセナルの左SBヌーノ・タバレスのパスミスを受けてディオゴ・ジョッタがGKもかわして追加点、さらに73分に抜け出したマネのラストパスをモハメド・サラーが難なく詰めて勝負を決める。
そして77分、ホームチームはダメ押しの4点目を奪うが、トレント・アレクサンダー=アーノルドの右からのクロスをファーサイドで合わせたのが、その2分前にジョッタとの交代でピッチに登場し、まだ一度もボールに触れていなかった南野拓実だった。アーセナルの冨安健洋の懸命のスライディングが間に合わない傍らで、ゴールネットを揺らした南野は喜びを爆発させ、試合後には自身のSNSで「アンフィールドでのゴールは特別だ」と英語で投稿した。
そんな彼に対し、ユルゲン・クロップ監督が「私がタキにどれほど満足しているか想像もつかないだろう。彼は多くのポジションをこなし、本当にいい瞬間を迎えている。彼がゴールを決めたことで皆がとてもハッピーだった。今日のプレーは、彼のいかにトレーニングに励んでいるかをよく反映している。今後、彼が出場機会を得ることは間違いない」と称賛すれば、アレクサンダー=アーノルドも「タキがベンチから出てきてゴールを決めたり、怪我人が多い時に若い選手が台頭してくること素晴らしいことだ」と語っている。
ついに今季初ゴールを決めた南野に対する現地メディアの評価も高く、英国公共放送『BBC』では視聴者投票による採点でチーム5番目となる「7.93」。日刊紙『The Guardian』は「何という試合の入り方だ! ピッチに立ってから48秒でゴール! 敵陣深くに侵入したアレクサンダー=アーノルドのクロスから、ミナミノは至近距離でチームの4点目を決めた」と報じた。
各メディアの10点満点による採点を見ると、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は「正真正銘のファーストタッチでチームの4点目。これがアンフィールドでの初ゴールだ。とにかく、チームのためによくやった」と綴って「7」を与え、スポーツ専門放送局『NBC Sports』も同じく「7」で寸評では「ファーストタッチでゴールを決めた他、リバプールのエンジンフル稼働に貢献した」、英国の日刊紙『Daily Mail』も寸評はなかったものの、こちらも採点は「7」としている。
リバプールの専門メディアでは、『THIS IS ANFIELD』がやはり「7」で、寸評は「ピッチに立ち、走り、ゴールを決めた」と短く記述。『Fan Nations』は「ファーストタッチで(自身リーグでの)ファーストゴール! 非常にレアな彼のプレミアリーグのゴール。それにしても何という決め方だ」と綴って、採点では「7.5」を与えた。一方、『TAW』は採点はなしも、寸評は「コップの前でゴールを決められてとても嬉しかっただろう。そして彼らも、ミナミノが決めると知っていた。ここからがスタートとなるかも」と好意的なものだった。
最後にスポーツ専門メディアの評価は、『sportskeeda』が「8」の高採点で、寸評では「交代出場して数十秒でゴール。衝撃的な交代劇とは、まさにこのことだ」と驚きを示し、同じく「8」を与えた『90min』は「出場してすぐにインパクトを与えた。クロップ監督にとってもこれ以上望むべくもなかっただろう」と賛辞を贈っている。
構成●THE DIGEST編集部
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