2026年W杯、次なる日本のスターは誰だ? 中井、松木など注目選手7人を紹介
細谷真大(柏レイソル)
森保一監督の日本代表で、最後までレギュラーが定まらなかったのがFWのポジション。長らく主軸を張った大迫勇也がW杯ではメンバー落ちし、前田大然や浅野拓磨といったスピードを生かして守備面でも貢献できる選手達が重宝された。そんな中、本格派ストライカーとして日本の若きエースとして注目されるのが柏レイソルの細谷。21歳のホープは2022年のヤングプレーヤー賞を受賞し、リーグ戦でも8ゴールと結果を残した。E-1選手権でA代表にも名を連ねている細谷はスピード、パワーを兼ね備えたオールラウンダーで、自身のお手本としてイングランド代表FWハリー・ケインを挙げている。細谷のこの4年間での飛躍は、日本のエース争いを考える中で鍵を握るだろう。
チェイス・アンリ(シュツットガルトII)
吉田麻也、冨安健洋、板倉滉といったDFが海外クラブでレギュラーを張り、W杯の舞台でも奮闘するなど、着実に日本の守備陣のレベルは高まりを見せる。そんな中、高校から海外挑戦を果たし、日本の新たな“怪物CB”として飛躍が期待されるのがチェイス・アンリ。遠藤、伊藤洋輝がプレーするシュツットガルトのセカンドチームでプレーする18歳は圧倒的なフィジカル能力が最大の武器で、元日本代表DF内田篤人も太鼓判を押す。早くから欧州のレベルで研鑚を積み、新たな日本の最終ラインを背負う存在として名乗りを挙げたい。
福田師王(神村学園→ボルシアMG)
チェイス・アンリに続いて高校からの欧州行きを果たしたのが神村学園の福田師王。今冬の高校サッカー選手権では得点王候補として注目を集めるストライカーは、板倉もプレーするブンデスリーガのボルシアMG入りを決めた。左右両足でのシュート力やゴール前での駆け引きに長けており、“高校最強FW”の名にふさわしいポテンシャルを備える。最後の選手権でその存在で証明し、ドイツの地でストライカーとして飛躍できるか。18歳がどれだけ成長できるかは、パリ五輪や2026年W杯を戦う日本にとっても大きい。
新たなスターが生まれるか
(Photo by Artsanova)
ベスト4に終わった東京五輪やベスト16で終わったカタールW杯の結果を受けて、パリ五輪や2026年W杯を戦う日本代表には、五輪でのメダル獲得やW杯でのベスト8進出が現実的な目標として視野に入ってきた。そんな中、堂安律、田中、板倉といった五輪を経てW杯の代表入りを果たした先輩に続く新たなスターが現れるか。日本代表が“新たな景色”を見るためにこの4年間で新たな若手の飛躍は待たれるところである。
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