【人気インフルエンサーが伝授】もう余らせない!おいしい&簡単「アウトドアスパイス」活用術

【ほりにし】イタリア・アクアパッツァをアレンジ(ファミ柴さん)

イタリア南部エリアでは魚介類を使う料理が多く、「アクアパッツァ」もその一つ。船上での調理時に水がバシャバシャする様子から「暴れる水」という意味のこの名前がつけられたという説もある、ナポリ地方の漁師飯です。

ハードルが高い料理のようにも感じますが、ざっくりパパッとつくる漁師飯だと考えれば、気軽に挑戦できるはず。20種類以上のスパイスや調味料をブレンドした「ほりにし」を使うことで味付けもお手軽になるのです。

<アクアパッツァのレシピ>「ほりにし」の2度使いで魚の味が際立つ!

【材料(2人分)】

  • ほりにし:小さじ1
  • ホウボウ:1尾
  • アサリ:1パック
  • ハマグリ:適量
  • ニンニク:2片
  • ミニトマト:5個
  • オリーブオイル:適量
  • ブラックオリーブ:適量
  • 水:適量(魚の底にかかるぐらい)
  • アスパラ:太め3本
  • タイム:適量
  • イタリアンパセリ:適量(粗みじん)

【つくり方】
下準備

  • ホウボウの腹の中をきれいに洗って水分をふき取り、鱗をとる
  • アサリ・ハマグリを砂抜きをする
  • ニンニクの皮をむき、潰す
  • ミニトマト・アスパラをカットする

【1】フライパンにオリーブオイルを入れニンニクを炒める。ニンニクの香りがたったら「ほりにし」を入れ、軽く火にかける
【2】ホウボウを両面焼く
【3】水と具材を入れフタをして蒸す。アサリが開いたら、さらに「ほりにし」で味を整え軽く煮込む
【4】別でグリルしたアスパラを盛る(今回はスキレットで)
【5】お好みでイタリアンパセリを振って完成

魚は切り身を使ってもOK!

まるまる1尾の魚を用意するのが大変な場合は、白身魚の切り身で代用可能。タイを使うのが一般的ではありますが、今回はクセが少なく、より甘みのあるホウボウでアレンジしてみました。「ほりにし」の風味が、ホウボウの甘みを際立たせてくれるのです。

通常、下味や最後に振りかける使い方が多いスパイスですが、煮込みに使うことで、より手軽に挑戦できるレシピに変身。簡単な盛り付け工程もあるので、子どもと一緒に楽しむのもおすすめです!

「ほりにし」で魚介のうまみが際立つ!:ファミ柴さんのインスタグラムでも料理をチェック

アクアパッツァの味を引き立てる「ほりにし」はこちらで!

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【黒瀬のスパイス】チュニジア・オジャをアレンジ(SAEさん)

アフリカ大陸の北部、地中海に面したチュニジアの料理は多種多様。フランス、スペイン、イタリアやエジプトなど、地中海沿岸諸国の伝統料理のエッセンスが伝わっています。

そんなチュニジア料理の定番「オジャ」はオムレツという意味の、トマトや唐辛子ペーストで食材を煮込み、最後に卵を落とす料理です。今回は唐辛子ペーストの代わりに「黒瀬のスパイス」を使用!これで簡単にスパイシーな味付けが実現します。

<オジャのレシピ>「黒瀬のスパイス」でコクをプラス!

【材料(2人分)】

  • 黒瀬のスパイス:小さじ1
  • パスタソース(アラビアータ):1パック
  • 卵:2個
  • カッテージチーズ:50g
  • バケット:適量
  • パセリ:適量(粗みじん)

【つくり方】
【1】トマトソースを鍋で煮詰める(今回はスキレットで)
【2】「黒瀬のスパイス」を入れて軽く煮る
【3】卵を落とし、フタをして火を入れる
【4】カッテージチーズを散らす。お好みでパセリを散らす
【5】バケットを添えて完成

トマトソースは市販のもので手軽に!

チュニジアでは唐辛子ペースト(ハリッサ)を使いますが、それを「黒瀬のスパイス」に変えることでお手軽に!

キャンプ飯は簡単につくれることも重要なので、ベースのトマトソースは市販のパスタソースで代用。それをしっかり煮詰めてうまみとコクを出すのがおいしく仕上げるコツです。スパイシーすぎても黄身とチーズを混ぜればマイルドに味変可能です。

「黒瀬のスパイス」でチュニジア料理を再現:SAEさんのインスタグラムでも料理チェック

オジャの味わいを深める「黒瀬のスパイス」はこちらで!

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【マキシマム】ペルー・セビーチェをアレンジ(なゆキャンさん)

旅行業界のアカデミー賞とも称される「ワールド・トラベル・アワード」。その「世界で最も美食を楽しめる国」部門で2022年までの10年間に9度も最優秀賞を受賞しているのがペルーです。

生の魚介類を使う「セビーチェ」は、海岸地域でインカ帝国時代の前からつくられていたといわれるペルーの伝統料理。通常はニンニクや唐辛子を使いますが、このレシピでは出汁や香辛料がふんだんに入った「マキシマム」で代用。

ライムでマリネにした食材の爽やかな酸味に奥深いスパイシーさが加わり、味がグッと締まります。

<セビーチェのレシピ>「マキシマム」をマリネ液として活用

【材料(2人分)】

  • マキシマム:小さじ1
  • タイ(柵):150g
  • タコ(刺身用):100g
  • イカ(刺身用):50g
  • ライム:1/2個
  • オリーブオイル(バージン):大さじ1
  • 赤タマネギ:1/8玉(角切り ※タマネギでも可)
  • キュウリ:1本(角切り)
  • パプリカ(黄):1/4個(角切り)
  • セロリの葉(新鮮なもの):適量(粗みじん)
  • パクチー:適量

【つくり方】
下準備

  • タイの水分をよくふき取り、ぶつ切りにする
  • 赤タマネギをカットし、水にさらして辛味をとる
  • キュウリとパプリカをカットする ※キュウリはタネをとると食感が増す

【1】「マキシマム」・ライム・オリーブオイルをよく混ぜてマリネ液をつくる
【2】具材を【1】で和える
【3】パクチー・ライムとともに盛り付けて完成

マリネ液の「乳化」が味の決め手

アウトドアではなかなか見かけない鮮魚を使う料理ですが、香菜(パクチー)を入れることで臭みも気になりません。おいしく仕上げるコツは、マリネ液をしっかり混ぜて乳化させること。スパイス、オリーブオイル、ライムの味が一体化されて、具材ともよく絡みます。

また、具材のカットの大きさをそろえると、口に入れたときの一体感が生まれます。生魚を使っているので、調理後はすぐに食べることも大切です。

「マキシマム」を混ぜるだけ!:なゆキャンさんのインスタグラムでも料理をチェック

セビーチェのアクセントになる「マキシマム」はこちらで!

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【バカまぶし】メキシコ・タコスをアレンジ(たなか夫婦さん)

2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されたメキシコの伝統料理。なかでも代表的なものが「タコス」です。現地ではみんなが集まったときにわいわいと楽しむ料理とされているので、グループやファミリーキャンプにぴったり!

サルサやペッパーソース、ハバネロなどメキシコには辛い調味料が多い印象ですが、今回は肉のうまみとの相性に注目して「バカまぶし」を使用。ステーキ肉を豪快に使って、食べ応え十分!

<タコスのレシピ>「バカまぶし」が肉の味を引き出す

【材料(2人分)】

  • バカまぶし:適量(全面に均一にかかるぐらい)
  • 牛ステーキ肉(サーロイン):200g
  • タコスの皮:4枚(トルティーヤでも可)
  • キャベツ:1/8玉(千切り)
  • シュレットチーズ(生食用):100g
  • ミニトマト:8個(1/4カット)
  • グリーンリーフ:4枚(大きめに手で千切る)
  • アボカド:1個(角切り)
  • ホットソース:適量 ※ケチャップとペッパーソースを混ぜたもの
  • アリオリソース:適量 ※マヨネーズ・すりおろしニンニク・牛乳を混ぜたもの

【つくり方】
【1】具材を用意する

  • 牛ステーキを角切りにし、「バカまぶし」で味付けして焼く(今回はスキレットで)
  • 野菜をそれぞれカットする

【2】タコスの皮を温め(今回は鉄板マルチグリドル)、具材を挟む
【3】お好みでソースをかけて完成

具材は大きめカットでワイルドに!

ひき肉ではなくアウトドアらしいステーキ肉を使うワイルドなタコスだから、具材は大きめカットで迫力を楽しむのがおすすめ。肉の存在感が強ければ強いほど、それに合わせた「バカまぶし」のクミンも効いてきます。

火入れも楽で食べやすくもなるので、調理時は肉をカットしてから焼くのがおすすめ。ほかの具材は好みに合わせて挟んで召し上がれ!

香り高い「バカまぶし」が食欲をそそる:たなか夫婦さんのインスタグラムでも料理をチェック

タコスを香り豊かに仕上げる「バカまぶし」はこちらで!

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【UMAMI BARBECUE RUB】アメリカ・バッファローチキンをアレンジ(Jennyさん)

アメリカの料理といえば、ハンバーガーのようなワンハンドフードや肉料理&こってりとした味付けといったイメージ。

「バッファローチキン」もニューヨークのバッファロー地区で生まれた、ワンハンドでいけるこってり味の鶏肉料理です。

辛味や酸味が効いた手羽先はビールとも相性抜群で、現地ではスポーツ観戦時のお供としても定番。今回は「UMAMI BARBECUE RUB」だけで味が整う簡単なつくり方を伝授します!

<バッファローチキンのレシピ>「UMAMI BARBECUE RUB」をすり込んで準備!

【材料(2人分)】

  • UMAMI BARBECUE RUB:適量(手羽先全体にかかる量)
  • 手羽先:8本

マリネ液

  • はちみつ:小さじ1.5
  • 赤ワイン:小さじ1
  • オリーブオイル:大さじ1
  • ライム:1/2個

【つくり方】
【1】手羽先の骨に沿って包丁を入れて開く
【2】手羽先にたっぷりと「UMAMI BARBECUE RUB」をすり込む
【3】マリネ液をつくり、【2】を6時間ほど漬ける(フリーザーパックなどに仕込んでおくとキャンプの持ち運びに便利)
【4】表面がカリッとするまで焼く(今回は鉄板マルチグリドルで)
【5】ライムを添えて完成

出発前に準備しておけば、キャンプ場では焼くだけ!

「UMAMI BARBECUE RUB」をまぶして漬け込むことでしっかり味がつくので、あらかじめ仕込んでおけば、あとは焼くだけ、というお手軽さ。キャンプ前夜に用意して、サイトに着いたらすぐ調理して乾杯!なんていう楽しみ方もできます。

手羽先を下処理することで食べやすく、火の通りが早くなるのも押さえておきたいポイント。赤ワインと柑橘の酸味を加えることで爽やかな味わいもプラスされ、飽きのない味わいに仕上がります。

「UMAMI BARBECUE RUB」で味付け簡単!:Jennyさんのインスタグラムでも料理をチェック

下味は「UMAMI BARBECUE RUB」におまかせ!

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世界のご当地グルメで「アウトドアスパイス」がもっと楽しくなる!

なじみ深いアウトドアスパイスで「世界のご当地グルメ」をアレンジするレシピはいかがでしたか?こんなに簡単にいつもと違うキャンプ飯をつくれたら、キャンプはもちろん、おうちでの献立も脱マンネリ間違いなし。

今まで以上にアウトドアスパイスが活躍するタイミングが増えるので、「余らせちゃう問題」も楽しくクリアできるはず!みなさんもぜひ、アウトドアスパイスを使うアレンジレシピをいろいろ試してみてください。

料理の幅が広がるスパイスはこちら!

hinataキッチンでキャンプ飯が変わる!

今回の料理を監修してくれたのはこの人!

お味はいかに?hinata編集部のリアルな感想をYouTubeでチェック!

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料理監修/南雲智幸 撮影/松下哲也 モデル/ファミ柴さん SAEさん なゆキャンさん たなか夫婦さん Jennyさん

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