パラコード1本あればできる!簡単ブレスレットの編み方

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パラコードとは

パラコードとはパラシュートコードの略称を指します。もともとはパラシュートのキャノピーとよばれる傘の部分と人とをつなぐためのナイロン製のロープとして使われていました。パラコードには必ず内芯という芯が中に入っており、一般的には5芯、7芯、9芯という芯の本数によって種類が分けられ、芯の本数に応じて強度が変わります。

パラコードの耐荷重は43kgから340kgまで、タイプによって異なります!また、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維でできているため、熱や摩擦には弱いです。そのため、クライミングや登山などには不向き。主にキャンプやアウトドアなどで使用されています。

パラコードの具体的な使い方を紹介

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パラコードは化学繊維でできているため速乾性があります。登山靴が切れてしまった際の応急処置として靴紐の役割を果たしたり、遭難時は内芯をほぐして火種として使用したりするなど、緊急時に持っていると安心!

キャンプで実践!パラコードの活用術

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キャンプでは、テントやタープのガイロープとして使用したり、洗濯物を干したり食器類を吊り下げたりと大活躍!また、パラコードの簡単な編み方を覚えれば、薪を割るときに使用する斧に巻き付けて滑り止めにしたり、シェラカップのハンドルを自分好みにアレンジできます。


金具必要なし!パラコードブレスレットの作り方

パラコードには、ブレスレットやキーホルダー、ペットボトルホルダーなどさまざまな使い道があります。これらを作成するにはパラコードの編み方や結び方を覚えなければなりません。今回は、基本の編み方を使ってユニークなブレスレットを作ってみましょう。編み方を覚えるだけでさまざまなグッズに応用できます。

パラコードブレスレット作りに必要な道具

パラコードブレスレットを作り始める前に必要な道具として、「はさみ」「パラコード」「ライター」「ペンチ」を用意しましょう。パラコード以外は自宅にあるという方も多いのではないでしょうか。意外と自宅にあるものだけで作れてしまうお手軽さもパラコードブレスレットの魅力の1つです。

基本的なコブラステッチ(平編み)でブレスレット

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コブラステッチの基本的な編み方「平編み」を解説します。

【平編みの手順】

  1. 手首の集計の5倍ほどの長さのパラコードを用意して、Мの形を作る
  2. 下部の折り返し部分をテープで固定し、右側のロープを中央の2本の上に置き、左側のロープの下を通らせる
  3. 反対の左側のロープは中央の2本の下を通り、右にできたループの下からくぐらせる
  4. 左右の出てきた紐を引っ張り、自分の手首の長さに調整する
  5. この結び方を左右交互に繰り返す
  6. ちょうどよい長さになったら、折り返し部分に2つの先端部分を通して締めくくる
  7. 片方は上から、もう片方は下から通しループをつくる
  8. 今度は反対に、上から通したほうを下から、下から通したほうを上から通して結ぶ
  9. 反対側のもう1つのループにも通して手首のサイズを調整したところで、玉結びをする

手順が多くて難しそうですが、慣れてくれば10分程度で完成します。youtubeなども参考にしながらチャレンジしてみてください。

1本でできる!スネークノットのブレスレット

スネークノットはブレスレットだけではなく、カメラストラップヤ犬の首輪としてもおすすめ!シンプルな編み方のため、初心者も作りやすいです。

【スネークノットの手順】

  1. パラコードを山型に置き、真ん中をテープでとめる
  2. 左側のロープが右側のロープの上を通り、できたループの下を通って戻ってくる
  3. 右側のロープは左側のロープの下を通り、戻ってくるときに3本は上から最後の1本だけ下を通る
  4. 両方の先端を引っ張ると結び目ができ、これを繰り返す
  5. 手首のサイズに調整出来たら、反対側のループに通して玉結びをする

シンプルで簡単な編み方なので、結ぶことに慣れたらさまざまなアイテムを作ってみるとよいでしょう。

2色でおしゃれにフィッシュテールのブレスレット

次は2色のパラコードを使用することで、ユニークなブレスレットが作れるフィッシュテールを紹介します。

【フィッシュテールの手順】

  1. 軸になるパラコードを逆Uの字に置き、巻き付けるパラコードを右から左へ下から通す
  2. 右に出ていたパラコードを上、下を通り左へ通す
  3. 左に出ていたパラコードを上、下を通り右へ通して編み目を引き締める
  4. ②~③を必要な長さ分繰り返し、最後に結び目を作る
  5. 右のパラコードを上を通し左へ、左のパラコードを上を通し右へ通す
  6. 右に出ているパラコードを下から右のループに通して引き締める
  7. 手首の長さまで来たら反対側のループに通して、玉結びをする

パラコードは2本使用しますが、とても簡単に自分好みのブレスレットが作れるので、おすすめの編み方の1つです。

パラコードブレスレットの末端処理方法を紹介

パラコードは内芯を中心にいくつかの繊維により作られています。先端をはさみで切ると、ボソボソとほつれてきてしまいます。ほつれ防止するには、切り口をライターなどで炙り、ナイロンなどの化学繊維が溶けて固めること!表面を溶かしすぎると焦げてしまったり黒くなってしまうので、様子を見ながら注意して行いましょう。


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