アイゼン&軽アイゼンおすすめ11選!雪山登山初心者にもわかりやすい選び方
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雪山登山に欠かせない「アイゼン」とは
出典:楽天
アイゼンとは登山靴の底に装着して使う、金属製の爪がついた道具です。氷や凍った雪の上を歩く際に爪が引っかかり滑り止めになるので、雪山登山には欠かせません。また「アイゼン」はドイツ語で、英語やフランス語では「クランポン」と呼ばれどちらも同じものを指しています。
アイゼンの種類
アイゼンは大きく分けて「アイゼン」と「軽アイゼン」の2種類。爪の本数や装着方法も異なり、登る山によって使用するアイゼンの種類も変わってきます。
アイゼン | 軽アイゼン | |
爪の本数 | 10〜14本 | 4〜6本 |
適している登山 | ・アイスバーンや傾斜の厳しい雪山 ・本格的な冬山登山 |
・低い山や傾斜の緩やかな登山 ・夏の雪渓歩行 |
アイゼンの装着方法
装着方法も靴との相性や登山中の状況を想定して選びましょう。また登山靴の「コバ」の有無により、アイゼンの装着方法も変わります。「コバ」とは登山靴のつま先やかかと部分にある溝のことで、コバに引っ掛けてアイゼンを装着するタイプもあるため、まずは自分の登山靴をチェックしてみましょう。
ベルトタイプ | ラチェット(バックル)式 | セミワンタッチタイプ | ワンタッチタイプ | |
アイゼンの種類 | アイゼン 軽アイゼン |
アイゼン 軽アイゼン |
アイゼン | アイゼン |
装着可能な靴 | コバがなくても装着可能 | コバがなくても装着可能 | かかとにコバがある靴 | 前後にコバがある靴 |
特徴・メリット | ・幅広い靴に対応可能 ・コンパクトに収納できる |
・バンドのレバーでサイズ調整をして固定 ・着脱がしやすく早い |
・金具とベルトで固定(ベルト/ワンタッチタイプの併用) ・ワンタッチタイプより外れにくい |
・着脱が簡単で早い ・靴との一体感がある |
デメリット | ・装着にやや手間がかかる | ・レバーの耐久性が弱いものも | ・靴との相性に注意が必要 | ・相性の悪い靴だと途中で外れることも |
アイゼンの選び方①「爪の本数を見る」
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アイゼンを選ぶ時にまず見るのは爪の本数です。登る山やその山の状況(積雪量・傾斜・アイスバーン等)、目的によって装着するアイゼンの爪の本数を選択していきましょう。
平らな雪山にコンパクトで携行性の高い「4本爪」
主に平らな雪面や低山登山におすすめの4本爪タイプ。軽量コンパクトで持ち運びもしやすいため、凍った路面があった場合に備えて持っていると安心です。ただ土踏まず部分でバランスを取りながらの歩行は安定感に欠けるため、初心者や本格的な雪山の登山には適していません。
傾斜のある雪山・初心者にも安定感の「6本爪」
やや急な斜面のある登山、夏の雪渓歩きや凍った箇所がある低山に適した6本爪タイプ。バランスも取りやすく安定感もあるため、4本爪よりも使える場面が多くなります。しかしこちらもつま先部分に爪がないため、険しい斜面の雪山には向きません。
急な斜面や本格的な冬山登山に「10〜12本」
厳冬期や急斜面の続く雪山登山におすすめな10〜12本爪タイプ。つま先部分の爪が前面に出ているため、急斜面でもグリップ力を保てるようになっています。またかかと部分にも爪がついており、容易にバランスがとれる設計です。
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