THINK SPORTS『エンタメ性』

 

北海道日本ハムファイターズに新庄剛志新監督が就任。その一挙手一投足が大きな話題になっている。選手時代に派手で面白いパフォーマンスの数々でたくさんのファンを魅了してきただけに、今年どんな野球を見せてくれるのかに、野球ファン以外の人たちも注目しているのではないだろうか。

 

こうした話題になると、きまってスポーツのエンタメ性についての話が出てくる。チーム、選手たちは、ただ一生懸命プレーして、勝っていればいいのか。もっと魅せながら勝つことを追求してみたり、ピッチ外のところでもファンを楽しませる工夫が必要なのではないかと。それがコアファンだけでなく、より広い層の新規のファン獲得につながるのではないかと。

 

ただ、この手のエンタメ性は、計算できないのが難点だ。例えばチームスポーツの場合など、監督や選手の入れ替わりもあり、一時はよくても長く続かないことが多く、「エンタメの維持」ができないのだ。

 

そこで最近考えられているのが、ハード面でのエンタメ化。スポーツを見に行くスタジアムがただスポーツを楽しむだけのものではなくなってきている。試合の前後、合間の時間には無数のイベントで楽しめる。食事が充実。買い物もできたりする。1日中その場所でいろんなことを楽しめるのだ。

 

そうやってスタジアムなどのスポーツの場所に、多くの人が集まるような工夫が始まっている。

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