THINK SPORTS『駅伝』

 

年末年始の陸上競技界は、各年代の「駅伝」大会が見られた。

 

近年では海外でも大会が行なわれているそうだが、駅伝は日本で生まれ、長年日本だけで行われてきた独自の競技だという。

 

複数のランナーが順番に長距離を走りながら、ひとつの襷をつないでいく。その様子に見る人もかなり熱くなるのが、この競技の特徴だろう。

 

本来なら個人競技の長距離走であるところ、襷をつなぐことで「団体戦」となる。するとランナーにはチームの一員としての責任が生じる。チームになって個々を強化し、戦略を練ることになるのが面白いところだ。

 

その過程で生まれる様々なドラマが、日本人の心にハマったのではないだろうか。1人だけ速くても勝てなかったり、逆に速いと言われていた選手がブレーキになったり。ケガをしたランナーの代わりに出場した選手が活躍したり、仲間の力走に刺激を受けて記録を出したり。

 

そんな駅伝に、日本人はこれからも熱狂するのだろう。

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