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最高の一瞬『五輪代表監督の現役最後』元プロサッカー選手・大岩剛

 

パリオリンピックを戦ったU-23日本代表の大岩剛監督の写真です。

選手時代は名古屋グランパス、ジュビロ磐田、鹿島アントラーズでディフェンダーとしてプレーしていました。

私の印象に残っているのは、現役ラストゲームです。2010年1月1日の、国立競技場での天皇杯決勝。

決勝の相手は清水エスパルスで、準決勝では先発メンバーに入っていた大岩選手はベンチにいました。試合は2-1で鹿島アントラーズが優勝しましたが、大岩選手の出場機会はありませんでした。

表彰式では、キャプテンの小笠原満男選手が高円宮妃殿下から天皇杯の優勝カップを授与されると、その優勝カップを大岩選手にそっと手渡しました。小笠原選手の、大岩選手への想いが込められた心温まるシーンだと感じてシャッターを押しました。

大岩選手はその優勝カップをサポーターがいるスタンドに向けて高々と掲げて、喜びいっぱいの表情を見せました。その後の記念撮影の中心にも、優勝カップを持つ大岩選手がいたのが印象的でした。

 

 

▼高橋 学(たかはし・まなぶ)

1975年、福島県福島市生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より(有)ジャパンスポーツで実績を重ねてフリーランスに。現在はサッカー、フットサル、陸上、フィギュアスケートなど様々なスポーツを取材している。

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