
最高の一瞬『撮る機会の多い選手_ベリンガム(サッカー)』
ここからは今回のカタールワールドカップで、私が気になった選手を紹介します。
1人目は、イングランドのジュード・ベリンガム選手です。
まだ19歳なのですが、撮っていてすごくいい選手だなと思いました。ものすごくよく走るし、献身的なプレーをするし、ボールを扱えばとてもうまい。言うことのない選手で、日本の中盤にいてほしいという感じです。
現状では、感情をあまり表に出さないようなタイプに見えました。他の選手のように大声で何か要求したりとか、ボールを欲しがったりということがありません。そんな選手が多いイングランドのなかでは、チーム最年少からなのか、おとなしそうなイメージです。
ただ、淡々と自分の仕事をこなしているなかでも、そのピッチを縦横無尽に動く運動量と、それだけにボールを触る機会がかなり多いので、カメラマンとしてはシャッターを押す機会が頻繫になります。
そこでこの選手のすごさに気づき、撮っていて楽しくなる感じになりました。
今後の飛躍が非常に楽しみな選手です。
▼佐野美樹(さの・みき)
東京都生まれ。写真家いしだまことに師事後、スポーツフォトグラファー梁川剛のアシスタントを経てフリーに。サッカーやレスリングを中心としたスポーツだけでなく、人物ポートレートや料理など、広告やエディトリアルにて幅広い分野で活動している。カタール・ドーハでは大好きなビリヤニを思う存分堪能した。
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