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山田りさが語る、ピラティスの魅力。「誰でもカッコよく、綺麗になれる要素があるんです」

幼少期から活発なスポーツ少女だった山田りさ氏は、スカウトをきっかけとして高校生の時から本格的に芸能活動を開始。モデル業をする中で体型維持と身体の使い方を知るためにピラティスを始める。自身の体に効果が現れるにつれ、その魅力に惹かれていき、インストラクターの資格を取得。現在は東京と岐阜を中心にレッスンを開くなど、ピラティスを広めるための活動をしている。

10代で様々なスポーツを経験し、芸能活動も開始。

-山田さんは今までどういったスポーツをされてきましたか。

3歳から5歳までスキーをやり、5歳から今までスノーボードを続けています。昨年まではフリースタイルをやっていましたが、今年の頭からはアルペンを始めていて、本格的に挑戦していきたいと考えています。一応プロの人からすぐにプロになれると言われたくらいは滑れます(笑)

並行して小学1年生から中学2年生までは空手をやっていて、段も持っています。本当にいろいろな競技を試してきていて、水泳やテニス部に所属していた時期もあります。

-スポーツに関しては自分からやりたいと言って始めたのでしょうか。

スノーボードは元々両親がやっていた影響です。空手は自分からやりたいと言ったからです。保育園の同じクラスに合気道をやっている女の子がいて、自分も武道系の競技をやりたいと思って、空手を始めることになりました。空手は型も組み手も両方やっていました。

空手をやっていた幼少期

-芸能活動を始めるきっかけを教えてください。

祖母の家が東京にあって、中学生の時に原宿でスカウトされました。でも高校2年生まで興味がなくて、一応事務所に籍はあったものの、特に活動していませんでした。そもそも岐阜に住んでいましたからね。でも高校3年生になるタイミングで事務所から東京で芸能活動をする話をもらって、上京してくることになりました。

-それでモデルやアイドル活動をする中で、東京ヤクルトスワローズチアダンスチーム「スワローズウィングス」としてもご活躍されています。

チアについては岐阜でダンスを習っていたというのもあって、事務所から話があり、オーディションを受けて、合格しました。

-いろいろなスポーツをやってきていますが、野球は含まれていません。野球についての知識はどの程度ありましたか。

正直あまり知りませんでした(笑)でもその仕事が決まってからは知っておかないとまずい!と思って、試合を観るようにして、選手やルールを覚えていきました。

スワローズのチアの時は基本的に他の女の子も体育会系というか、サバサバした性格の人ばかりで、楽しかったですね。スワローズのチアが終わった後は1年間ほどアイドルもやりましたが、それは自分に合わなくて辞めることになり、そのまま芸能活動も休止していました。

15kg太ったことによって始めたピラティス

山田りさ

-現在はピラティストレーナーとして活動されていますが、ピラティスとの出会いについて教えてください。

芸能活動を休業してから15kgほど太ってしまっていました。このままではさすがにまずいと思ったので、ピラティスに通い始めることにしたんです。1年くらい通ったのですが、とても面白くて自分も教えられるようになりたいと思い、インストラクターの資格を取りました。

-他にも体型を維持する方法はいろいろとあると思いますが、なぜピラティスだったのでしょうか。

運動自体は好きですが、ランニングや登山などは嫌いなんです(笑)耐え凌ぐようなものは好きじゃないですね。どちらかというとウエイトトレーニングなどの方が好きでピラティスは私に合っていたのだと思います。

-でも部活をやったりしたら、練習で走る場面もありますよね。

テニス部に所属していた時は部長で、練習メニューを組める立場にあったので、その中にランニングは入れていなかったです(笑)持久系の練習をするよりは、筋肉が切れそうになるようなトレーニングをしたいと思うタイプだったことも影響して、ピラティスに行き着いたのだと思います。

-一番はご自身で効果を実感できたからだと思いますが、ピラティスをやるメリットや魅力はどのようなところにあると感じていますか。

まずは誰でもできるということです。そして、とても綺麗な体のラインになります。筋肉もほどよく付き、肩こりや腰痛などの原因を予防することにもなります。

あとはピラティスをやることで、様々なスポーツに活かせます。体幹を支えるインナーマッスルを鍛えることで体が安定するからです。実際に私もピラティスを始めてからスノーボードをやったところ、全然違って良さを実感しましたし、姿勢もよくなりました。スポーツをしている人は無駄な動きが少なくなると思うので、ぜひやってほしいです。

-子供のうちからやっていたら、より役立ちそうですね。

そうですね!軸がしっかりして、スポーツ万能な子供になると思います。この前も小学生のバスケットボールチームとその親御さんを対象にピラティスレッスンを行いましたが、まだ体が柔らかいからか、やはり子供の方が綺麗にできるんですよね。ただ、ピラティスはリハビリに活用されることから広まっていったものなので、若い人だけでなく、お年寄りの方にもできるものです。

-ピラティスはヨガと同じカテゴリに入れられてしまって、違いが知られていな**いように思います。山田さんからヨガとピラティスの違いについて教えてください。**

簡単に言うとヨガはストレッチがメインのエクササイズで、腹式呼吸をしながら行うものです。リラックスしながらやる側面が強いです。一方でピラティスはインナーマッスルや体幹を鍛えるトレーニングです。胸式呼吸をしながら、体に緊張感を持たせながら行っていきます。深い呼吸をしながら体を動かすという面では共通していますが、根本的な部分が違います。

-よく聞くインナーマッスルという言葉ですが、それはどういったものなのでしょうか。

主に骨がないお腹の部分を支えている4つの筋肉のことを指します。家に例えると腹横筋が壁、背骨を繋いでいる多裂筋が柱、骨盤底筋群が床、横隔膜が屋根の働きをしています。この4つが崩れると姿勢も悪くなります。

-山田さんご自身がピラティスを行う時に意識していることを教えてください。

自分の体を見ながらできるので、鏡があった方がいいです。ピラティスは量より質なので、回数が少なくても綺麗な姿勢で行うことが大切です。何も考えていないと自然と崩れてしまいますからね。

極端なことを言えば、座っていても、歩いていても、何のスポーツをしていても意識してインナーマッスルを使って姿勢を正していればピラティスになり得ます。常にお腹を凹ませておくイメージです。例えば電車の中でもしっかりインナーマッスルを使って立つことができていれば、つり革を掴まなくても大丈夫なんですよ。

-正しい姿勢も知らない人がほとんどですよね。

単純に背筋を伸ばせばいいわけではないんです。背筋を伸ばすと胸が前に出てしまいますが、そうではなくて、みぞおちは閉める感覚です。これをやってみるときつくて、普段いかに姿勢を保つことを怠っているかよく分かると思います。単に背筋を伸ばすと体が反ってしまい、肋骨が開くので、胃が広がってどこまででも食べることができてしまいます。普段からそこを閉めておけば胃も小さくなります。

正しい姿勢というのがいかに辛いのか、ということを皆さんに伝えたいです。ピラティスをやりたいと思う人は、多少筋肉痛になったりしないとやった気がしませんよね。だから体を鍛えることを求めてきた人が一番きつそうな時には「何のために来たんですか!」と言ったりはします(笑)

-かなりスパルタですね!その厳しさも優しさのうち、といったところでしょうか。

年齢が上の方であればもちろん考慮しますが、私と同じくらいの年代の人はいくらでもできますからね。

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