鈴木理(VOXRAY)が語る、スポーツへの思い。

もっと生のスポーツを盛り上げるために

——今ムッチーさんが注目している競技やチームはありますか?

bjリーグの福島ファイヤーボンズですね。実は福島は僕の親父の故郷でもあるのですがが震災後、室内競技をする人が増えているんです。福島の会津は元々バスケットボールが強いところですしね。やりたい子供が多ければスクールも運営できますし、試合があればその子達と親御さんも来てくれます。

競技やチーム間で協力し合ってもっと一緒に盛り上げていけたらいいですよね。

——週末に興行として開催するということは現状では他の競技やチームと競合することになってしまいますからね。

あとは結局スポーツというエンターテイメントを観に来ているのか、試合を観に来ているのか、という違いはありますよね。Fリーグの試合に来る人は本当にフットサルファンで試合を観に来ているんです。そういう人達を離さないようにしないといけないと思います。

得点の入りやすさの違いもあるので、難しいところはありますけど。初めて観に来た人達としては得点が入った方が盛り上がるポイントがたくさんありますから。

僕はそういう意味では米米クラブが好きなんです。音楽で盛り上げるだけではなくて、来たお客さんみんなが踊ったりするような雰囲気を作り出す第一人者だと思います。だから僕も歌手やMCとしてのこだわりももちろんありますが、それに囚われず、エンターテイナーとしてありたいと思います。試合自体はテレビでも観ることができます。では、テレビでは伝わらない部分をどれだけ面白くできるのか。主人公は会場に来ているお客さんであり、その人達をどう楽しませることができるかが重要なんです。

——今後の目標を教えてください。

2020年の東京五輪を前にスポーツに携わって、盛り上げていきたいです。ただ競技毎では広すぎるんです。チーム単位のところからやっていかないといけないんですよね。海外サッカーのチームはスタジアムも満員になるじゃないですか。それを日本でもやりたいので、運営とサポーターを話し合う場を作りながらもっとスポーツを盛り上げていけたらいいですね。

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