
平野由香里(サイクリングインストラクター)の、スパイシーな人生。幼稚園からスポーツの道へ
中でも外でも楽しめるのがバイクの魅力。好きを仕事にする喜びを感じながら。
——インストラクターとしての平野さんの強みはどこですか?
平野 やはりインドアでの活動とアウトドアの活動を兼ね備えている所でしょうか。実際にインドアバイクでトレーニングしたことが、ロードバイクで坂道を登る時に役立ったり、外で自転車に乗り風を切ったり山道を実際に登ったことがインドアバイクのトレーニング中にイメージとして生きてきたりします。
自営業としても、そしてフリーインストラクターとしてもいろいろ自由なことができているのは幸せなことだと思っています。インドアでもアウトドアでも大好きな自転車を乗ることが仕事だなんて最高です!
——今までで一番楽しかったことを教えてください。
平野 お客様が私のインドアバイクレッスンを受けて共感してくださって、外の自転車ツアーにも参加してくださった時は嬉しかったですね。ロードバイク初心者の方々に一から乗り方をお伝えし、淡路島を周るツアーで安全にお客様がゴールを迎えることができた時、その帰りのフェリーではシビれるような達成感を味わいました!何より自分の周りのお客様が喜んでくれるのが一番嬉しいです。
——逆に辛かったことは?
平野 私、辛いことは結構忘れてしまうんですよね(笑)。あったはずなんですが…。
——平野さんの今の目標を教えてください。
平野 大きく分けて3つあります。一つ目は、インドアバイクを広めたいです。インドアバイクなら、室内で時間や気候を気にせず、高負荷をかけて立ち漕ぎもできますし何と言っても静かです。レッスンであれば人と一緒に行うので、きつい部分も共有しながらみんなで楽しく出来ます。
実はロードバイクを始めても冬の間は寒くて乗らなくて、暖かくなってきた頃には自転車がメンテナンス不足で、その上モチベーションが下がっていて走らないという人も少なくないのです。そういう方こそ、寒い間はインドアバイクを使ってもらえたらと思います!春になった頃には、去年よりもレベルアップしている自分に出会えますよ。
ご自宅でもインドアバイクを楽しんでいただけるプロジェクトを只今こっそり進行中です。いつかはオンラインでのインドアバイクレッスンもしたいです。それを行うためには使用するインドアバイク専用の音楽の権利関係が難しかったりするんですけどね。
二つ目は、アウトドアバイクで海外ツアーです。実は今年JALパックさんから平野由香里といくホノルルセンチュリーライドというツアーパックができるんですよ!目先の目標になってしまいますが、この企画は何年も温めてきた目標でもあるので絶対に成功させたいと思っています。
三つ目は、子ども自転車教室です。幼稚園教諭の仕事の経験から、現在も親子体操教室を地元の市の運営施設で毎週行っています。やはり次世代を担う子ども達へのアプローチは今後も続けていきたいと思います。
今年中には子ども自転車教室を開校したいです。そのための勉強をして、スキルを身につける計画をしています。そして将来的には、情緒障がい児短期治療施設や養護施設の子どもたちに自転車教室を開いて一人でも多くの子どもたちが自転車に乗れるチャンスの場を作りたいと思います。
本当にいろいろなことをさせて頂いていて、目標を一つにするのは難しいですが、全て楽しいです!
刺激的なことが好き。辛いことこそ、“人生のスパイス”である。
——ここからは平野さんのプライベートについても聞いていきます。時間がある時にやっている趣味はありますか?
平野 こんな感じで仕事をしているので、オフは月に一回くらいしかないです。ただレッスンとの合間の時間はあるので、最近はそこでアートに触れようと思っています。本を読んだり、絵を描いたりするのも好きです。最近は、大人が読んでおもしろい絵本を探すのにハマっています。みなさん、オススメあったら教えてください。
——もしこの仕事をしていなかった何をしたと思いますか?
平野 とにかく刺激的なことが好きなので、旅行のツアーガイドさん、役者さん、クラブのママさんとかですかね。どの職業もいろんな刺激があって一筋縄でいかなさそうな所がドキドキします。最近旅行でパラグライダーを体験したのですが、とっても面白かったです。パラグライダーのインストラクターさんも面白そうです。
——平野さんが自己分析して思う、自分の性格的な魅力はどこだと思いますか?
平野 思ったことは行動に移す。トライ&エラー。楽観的。あと、嫌なことはすぐ忘れます。その代わり忘れ物が非常に多いです。(笑)
——好きなマンガはありますか?
平野 好きかどうか分かりませんが、面白いのは東京タラレバ娘です。今30代の女性の間で話題になっていて、この年代のリアルな部分を脅迫的に描いています(笑)
——好きな言葉や座右の銘はありますか。
平野 “辛い時は「スパイシー!」と叫べ”ですね。私の好きなテレビ番組『情熱大陸』で偉大な博士さんがおっしゃっていました。辛い時=人生におけるスパイスだと考えるということです。
——最後に読者の方にメッセージをお願いします。
平野 日本は四季があって、一年を通して風景や匂いが変わります。自転車であればそれを五感で感じることができます。季節の移り変わりを肌で感じることによって「生きている」という実感がさらに色濃く記憶に残ると思います。
あまり、力を入れず風に乗るような感じでサイクリングしてみるのはいかがでしょうか。
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