
西尾公伸。異色の「弁護士アスリート」が、二足のわらじを履く理由は?
時流を捉え、アメフトの価値を広めていきたい
—セカンドキャリアについて、これからの選手へアドバイスするとしたら何を伝えたいですか。
日本のアメフトの社会人リーグで「一生食べていける」という話が今目の前にないのがはっきりしている以上、セカンドキャリアについては競技人生の序盤に並行して考えなければいけないです。
もちろん競技のキャリアが仕事につながる可能性もあると思うんですけど、それを狙っていくのはなかなか難しいと思います。
—今後アメフト業界にどうなってほしいと思いますか。
アメフトはやるのもそうですけど、観るのもめちゃくちゃ面白いと思っていて、でもその面白さ、価値は残念ながらまだ日本においてはあまり知られていないので、それを広げる力になれるのであれば是非なりたいと思っています。
また、収益等を考えるとプロ化っていうのはなかなか険しい道のりだとは思うんですけど、TV以外のメディアも発展していて、既存のビジネスモデルが変化している今、そのハードルはだいぶ下がっていると思うので、時流をうまく捉えて、その中にアメフトも食い込んでいければ面白いだろうなと思います。
アメフトみたいに最後の何秒まで決着がつかないスポーツってそんなに多くないですし、好きな人はめちゃくちゃ好きだと思うので、そういうゲーム性の高さ、面白さとか、自分自身が感じているアメフトの価値をうまく世の中に対して伝えていきたいと思っています。
家族とか職場の皆さんに試合を観に来てもらうんですけど、「すごく面白かった」とか「また観戦しに行きたい」とか言っていただけることが多くて。
特に今、関東のXリーグは外国人の選手も増えて、エキサイティングなゲームも多くなってきていますし、楽しめる機会が抜群に増えたと思うので、もう絶対観た方がいいです!
—では最後に今後の目標と読者の皆さんにメッセージをお願いします。
まず今年、ノジマ相模原ライズは必ず日本一になりますので、是非応援していただきたいと思います。
私個人に限らず、仕事とアメフトの両立をして、なおもやっぱりアメフトに価値を感じて両方続けている選手はめちゃくちゃ多いので、是非そういった面でも関心を持って観ていただきたいなと思います。
そして、法律事務所オーセンスも宜しくお願い致します。
西尾選手が所属するノジマ相模原ライズの次の試合は5/21(日)パールボウル第2戦、vs富士通です!
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