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クリケットの競技人口は世界2位! 「メジャーなのにマイナー」な競技の実像に迫る

クリケット。日本ではマイナーだが、世界的な競技人口は1億を超える「メジャーなのにマイナー」なスポーツだ。

今回は、日本ではあまり馴染みのないクリケットがどんなスポーツなのか、実際にプレーしたのでご紹介したい。

クリケットのルールおさらい

クリケット
・1チーム11人、2チームで行なう。
・交互に守備と攻撃(打撃)を1回ずつ行なう。
・守備は投手 (ボーラー) と捕手 (ウィケット・キーパー) 以外の
ポジションは自由に配置し、いつでも変更してよい。
攻撃側は2人の打者 (バッツマン) がグラウンドに入る。
・10アウトまたは規程投球数で交代。
・各チーム120球ずつの形式 (T20形式)
300球ずつの形式 (ワンデー形式)が主流。
・試合時間は、T20形式で約3時間、ワンデー形式で約7時間
・イニングが終了した時点で、得点が多いチームが勝利となる。

クリケットの進め方

クリケット
クリケットとは野球の原型とも言われる、イギリス発祥のスポーツである。投手(ボウラー)が投げるボールを打者(バッツマン)が打つという競技の基本的な進め方の部分はほぼ野球と同じだ。

攻撃は2人1組のバッツマンで行う。1人のバッツマンが打撃を行っている間、もう一人はボウラーの横に立ち打撃が行われるのを待っている。打撃を行わないバッツマンは、打撃を行ったバッツマンが打って走り出すと同時にそれぞれ反対側の陣地を目指して走る。

2人が陣地の境界を示す線(クリース)を超えると攻撃側に1点が加算される。その他バッツマンが打った球がバウンドしてからグラウンド外に出ると4点、ノーバウンドで出る(野球でいうホームラン)と6点などといった形で加点されていく。

守備側は打者が打ったボールをノーバウンドで捕球する、打者の後ろにあるウィケットと呼ばれる3本の棒に投球したボールを当てる、バッツマンがクリースを超える前にボールをウィケットまで返球して当てるなどの方法でアウトを狙う。

競技は1チーム11人で行い、攻守は1回ずつ行う。ボウラーとバッツマンが攻防するフィールドはグラウンドの中央部に位置している。バッツマンはフィールドから360度どの方向に打ってもよい。守備位置もボウラーと捕手(ウィケットキーパー)以外、守る場所は自由である。攻撃側はいかに守りが手薄なところに打つか、守備側は状況に応じて的確に陣形を変更できるかがポイントになる。

攻守交代についてのルールは試合によって様々だが、10アウトもしくは120球、300球といった規定の投球数に達するまで攻撃が行われる。ちなみに三振の概念はない。

クリケットで特徴的なのは試合時間が長い形式の場合、途中でティータイムと呼ばれる休憩時間が入ることだ。世界上位10カ国同士の対戦でのみ行われる「テストマッチ」と呼ばれる伝統的な試合形式では球数制限がなく、5日間に渡って試合が行われる。1日中ずっと試合をすることになるので、その合間の休憩時間としてティータイムが設けられているのだ。イギリス発祥で、元々上流階級を中心に広がりを見せていたスポーツであるクリケットならではの文化と言えるだろう。

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