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キロテープとは何か? 水中でも使えるキネシオを、日本のスタンダードに。

キロテープの生み出す少しの差で、パフォーマンスを上げる

-効果の差もあるのでしょうか?

肌に直接貼るレベルなので、かなりあると思いますね。微妙な不快感が選手のパフォーマンスに影響してしまうのではないかと思って作っています。キネシオロジーテープは、筋肉と連動させる貼り方が多いと思うんです。いわゆるホワイトテープの伸びないものだと、がちがちに固まってしまうので、現場レベルだと関節の固定にもキネシオロジーテープを使ってしまうことがあるんですよ。選手はがちがちに固めてしまうとプレーに支障が出るので、キネシオロジーテープでやると。トレーナーさんも固めたくないんだけど、少しの固定が必要という時に使うんですよ。

いわゆるテーピング法としては出てこないんですけど、第一線で戦っている人たちは、固定でもキネシオロジーテープを使っているんです。その固定の時に、コットンは生地が弱いんですよね。固定しても、試合中や試合後に実は糸が切れてしまっている状態になってしまうんです。一般の患者さまでもお風呂に入ると生地が切れて、固定するつもりなのに、次の日には伸びきった状態で剥がれてしまうとか。ただ、合成繊維はそれがなくて、糸がものすごく強い。耐久力があります。効力を維持できるというのは魅力ですね。

キネシオロジーテープには痛みの成分やリンパの流れを良くして、腫れをひかせる効果もあるんですけど、合成繊維は1週間持続するので腫れの引きも全然効果が違うと思います。

-これからの課題はどういったものでしょうか?

大きな動きと、足を運んでの地道な動きの両方が必要だと思っています。大きい動きとしては、秋頃から全国チェーンの薬局に置いて頂くことが決まっています。全国に販路ができるのは大きいですね。あとは治療院さまとはいろいろな業者と連携をとりながら、自分で足を運ぶのも続けていきたいと思っています。スポーツショップさまにも置いていきたいという思いもあります。

大手企業に真似をして欲しい-将来的にはどのようにしていきたいとお考えでしょうか?

日本でテーピングといえばキロテープというレベルまで、頑張りたいと思っています。そのためにはスピード感がほしいですね。でも、大手にはどちらかというと真似してほしいくらいです。キネシオロジーテープには合成繊維のほうが良いとされていますし、色々なメーカーが真似してくることで製品のレベル自体が上がってくるので、快適でノンストレスな世界になってくると思います。

それによってキネシオロジーテープ使う人たちがもっと増えていって、市場自体が大きくなると良いですね。弊社はまだ開発中のものもありますし、ずっと変化がなかった業界が僕らの存在で上がってほしいと考えています。そしてその中で、選ばれるような製品づくり、企業努力を行っていかなければいけないと感じています。

市場自体が上がっていって、五輪までの3年で急上昇できればな、と。選手や一般の方に対して、ちょっとした差が効果を変えるのではないかと信じてやっているところです。

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