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2020年の東京の“後”の重要性。オリンピック・レガシーについて考える

オリンピックに関わる全ての人材にレガシーを

-長い目で見てのレガシーといったときに、オリンピックのパートナーであったということが会社にとってのブランドであったり、人を集める際の吸引力であったりだとかするのでしょうか。

合わせて、オリンピックに関わりたい、ボランティアしたいという人が大量にいます。 ただ、どうやって携わることができるかという道筋がなかなか見えていないようです。オリンピックに関わることは誇りだと、プライドに関わる事業、国家事業という感じになってきていることをパートナーとしてどういう風に利用するのか、そういったプライドをくすぐるような大会にどうしていくのでしょうか?

高橋**:**日本コカ・コーラとしてはもう20年ぐらい新卒と言いますか、採用をしていません。

オリンピックというプラットホーム、やっぱりオリンピックの話をして嫌がる人ってあんまりそうそういないんですね。皆さんおっしゃるとおりどんな形でもいいから関わりたい。そういう話を受けて、どういう風に社内にコミュニケーションして、社内で応募するか。社員の多くが興味を持っていることは間違いないので、コカ・コーラ内にできる55人のオリンピックチームを次世代の日本コカ・コーラを担っていく人材育成の場として使っていこうとしています。

やはりオリンピックという大きなプロジェクトに携わると、当然大会が近くなればなるほど非常に忙しくなりますし、やってることとしても非常に大きいです。それも踏まえてオリンピックチームの中にもやはり新しい血を入れてくることによってもうちょっと活気が湧くだろうと。その流れで20年ぶりに新卒採用というような流れが出てきてもよいのではと思っています。

松下直樹氏

松下:当社はメーカーですので、特にモノ作りの観点に近いところを求められている方が多いなと感じています。特にサプライする商品を通じて世界が驚くようないわゆる機能、例えば暑さ対策、速乾吸汗、臭いを止めるなどもろもろの機能、プラスそれを驚くべき価格で実現し、驚くべきデザインで供給できるような社員になりたいと。

弊社としては次のチャンスを見つける大切な機会だという風に感じています。コカ・コーラさんと違ってオリンピック競技に直結しているメーカーであるというのが我々の立場の違いだというように思います。

石川**:**東京大会には約9万人くらいボランティアが必要です。様々な立ち位置からどういう形でボランティアに入っていただくかというのを考えていかければなりません。大会そのものの数万人の運営マネジメントが本当に大変だと思いますし、日本というのはボランティアの仕組み自体がないです。当然この大会でのボランティアのノウハウ、情報を蓄積していく必要があると考えています。それが結果としてのレガシーになると。様々な観点から考えていかなければいけないなと感じています。

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