サッカー市場の席巻へ。ビール大手・ハイネケンの“狭く強い”戦略
オランダの大手ビールメーカー「ハイネケン」は、アメリカ国内でサッカーに絞ったスポーツマーケティング戦略を展開。アメリカのプロサッカーリーグであるMLS(メジャリーグサッカー)とのパートナーシップ契約に加え、各チームと盛んなアクティベーションを実施するため、MLSに所属する14チームと個別契約を結んでいる。
現在、アメリカのビール業界では、バドワイザーやミラークアーズが多くのシェアを占めている。ハイネケンの市場内訳は3.5パーセントに過ぎず、まだまだメジャーであるとは言えない。これまでもハイネケンはUEFAチャンピオンズリーグをはじめ、サッカー界への投資を行っていたが、「サッカーはハイネケン」という印象をより深めようとしているのだ。
A beautiful home for the beautiful game. Raise a glass to LA’s new soccer. #SoccerIsHere #LAFCvsSEA pic.twitter.com/0VvGF6RZvI
— Heineken US (@Heineken_US) April 30, 2018
すでにアトランタ・ユナイテッドFCやロサンゼルスFCなど、MLSの強豪クラブとのパートナーシップ契約を通じて、アメリカサッカー界でのブランティングは進んでいる。“狭く強い”ハイネケンのスポーツマーケティング戦略は、今後どのような発展を遂げるのだろうか。
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