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「スポーツスポンサードには無限の価値がある」東京冷機工業がアースフレンズと歩む理由

B2リーグのアースフレンズ東京Z(以下、アースフレンズ)を、ユニフォーム胸スポンサーとして支える東京冷機工業株式会社(以下、トウレイ) 代表取締役社長の吉田丈太朗氏。学生時代はスポーツに挑戦しても、あまり熱中できず、企業人となってもスポーツやスポンサードには興味が湧かなかったと語ります。

そんな吉田氏がなぜ、アースフレンズとバスケットボールに心を奪われ、クラブを支えるに至ったのでしょうか。そして彼が感じるプロスポーツチームを支える企業のメリットとは。

(取材日:2020年5月8日 聞き手:竹中玲央奈)

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「こんな人たちと一緒に働きたい」

トウレイは、2019年11月にアースフレンズさんとトップスポンサー契約を締結しました。クラブの公式ホームページで、私はこのようにメッセージを記させていただいています。

「今回アースフレンズ東京Z様のファン、お一人おひとりを大切にされている姿、地域に根付いたボランティア活動、惜しくもレギュラーに選ばれなかったバスケ部員達へ活躍の場を提供するなど様々な活動、さらに選手・スタッフの皆様が飽くなき挑戦を続ける情熱に共感と感銘を覚え、是非応援をしたいと思い、パートナー企業として手を挙げさせていただきました」

引用元:https://eftokyo-z.jp/news/191125-01

バスケットボールに限った話ではないかもしれませんが、注目される花形の選手はごく一部です。大学生に話を聞くと、試合にすら出たことがない選手も多く、我慢をしている選手が8割くらいはいます。それでもいざ試合が始まると、闘争心剥き出しで喜んだり、悔しがったり、喜怒哀楽をはっきりと表現するんです。継続し続けるパワーや諦めない精神力をもつ、こんな人たちと一緒に働きたいと素直に思いました。

現代は、とかくナイーブな方が多いように感じます。私も人のことは言えませんが、些細な事で心が折れてしまいがちです。しかしスポーツをやっている人たちは、逆境に強いと感じるんですよね。そこに大きな魅力を感じますし、社員にもその強さに触れてほしいなと感じました。

弊社にとっても、スポーツに熱中している人はとても魅力的に映りますし、アースフレンズさんのスポンサーになることで、採用面での期待も持っています。

アースフレンズさんはバスケットボールのクラブチームですが、社会貢献にも積極的です。私たちも事業を通じて社会貢献活動を推進し、弊社のホームページにも「環境への取り組み」としてご紹介していますが、まだまだ道半ばの過程だと捉えています。

そのなか、社会貢献活動に積極的なアースフレンズさんを応援すること自体も、社会貢献に繋がり、企業の社会的責任を果たす一助になっているのでは、と思っています。

山野社長の“群を抜いた”熱意に惹かれる

そもそも、私は子供の頃、あまりスポーツに興味がなかったんです。中学ではバスケットボールを1年間やっていましたが、当時は球拾いばかりが面白くなくて、辞めてしまいました。バレーボールも1年間やりましたが、どこか興味が沸きませんでした。チームプレーの素晴らしさや楽しさを見出す前に辞めてしまったんです。スポーツ観戦することにも、あまり目を向けていませんでした。

そんな私がスポーツに携わることになったきっかけは、高校時代の先輩にあります。もともとその先輩とは、深い付き合いはなかったのですが、40年ぶりに高校の同窓会で再会して懇意となり、ある時彼が「面白い人がいるから」と言って、アースフレンズさんの企業パーティーに連れていってくれたんです。

そこで山野勝行社長に初めてお逢いして、クラブチーム経営を語る熱意に惹かれました。私はもともと営業職に長く携わっていたので、様々な業界の方とお付き合いがありましたが、その中でも山野さんは群を抜いていましたね。スポンサーへの勧誘などは一切なかったですが、「是非一度、試合を見にきてほしい」と言われ、初めてBリーグを見に行くことになりました。

バスケットボールに興味がなかった私ですが、実際に試合を見たらガラッと印象が変わりました。選手の息遣いや喜怒哀楽が間近で見られますし、選手同士がぶつかり合う音は格闘技にも似た迫力がありました。スポーツには、言葉を介さずとも人へ伝える力がものすごくあると感じました。

以前から私は、社員みんなで何か共感し合えるものは無いかと模索していました。スポーツがもつメッセージの伝達力や共感性は、経営者としてとても魅力的に映りました。またアースフレンズさんは社会貢献活動にも積極的ですので、弊社社員とタッグを組んで、活動を進められれば、こんな素晴らしい事はないですよね。

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