THINK SPORTS『記録のチカラ』
スポーツと記録が、とても密接な関係にあるのは、プレーしたり、観戦したりする人には当たり前のこと。
だが改めて、記録とは、スポーツの話を大きく動かす原動力になっていると感じさせられる。
2019年に引退したイチローは、プロ生活28シーズンで3604試合出場、4367安打を記録したが、このとてつもない数字を見る度に、彼の偉大さがズシンと頭の中に入ってくる。
同様にすごさを感じさせられるのが、サッカーのリオネル・メッシだ。まだ現役のこちらは、2020年5月時点で、バルセロナとアルゼンチン代表で607ゴール、289アシストを記録しているという。もうすぐ1000ゴールに関わるということだ。
まだまだプレーを続けそうだから、この数字はもっと伸びていき、見る者をまだ何度も驚かせるだろう。
上の2つは、チームの勝敗とはまた少し別のところでの話になるが、たとえば水泳や陸上などは、まともに記録と向き合うスポーツだ。プレーする側も見る側も、そのスピードを体感はするが、そこに記録が加わることでパフォーマンスを評価する。
トップレベルの話でなくても、スポーツには自己記録、自己ベストという考えがある。マラソンに挑戦している人、ゴルフを楽しんでいる人、目標のひとつはやはり記録の更新だろう。
スポーツに寄り添う記録と言う数字。これもまた、スポーツを楽しむ生活を支える一つの力だ。
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