THINK SPORTS『スポーツと食』

食べることによって、スポーツのパフォーマンスを上げるという考えは、ここ十数年で劇的に進化している。

スポーツ選手の大食い伝説や、ただただモリモリ食べろ、といった話はいつの時代だっただろうか。

現在はトップアスリートの世界でも、食べる物や食べるタイミング、量などを見直すことによって、結果がよくなったという話がいくつも出ている。

さまざまな栄養素とその効果の知識などは、今はスポーツをする小学生でも教わる状況だし、一般のスポーツ愛好家にも広く伝わってきている。頻繁に体を動かすプレーヤーには、パフォーマンスアップや維持のための、スポーツ前後やスポーツ中の補食も当たり前になっているだろう。

水の飲み方も大きく変わった。特に夏場の熱中症対策としての水分補給の知識は、スポーツをする人だけではなく、多くの人たちにとって必須の常識となった。

食と栄養に関する情報は、まだまだこれからもアップデートされていく。今後も食の常識は大きく変わっていく可能性があるし、食によってのパフォーマンスアップもこれからもさらに進化していくだろう。

さて、シニアのスポーツプレーヤーの人たちからは、こんな声が多く聞かれる。

「おいしいビールを飲むために走っている」

「ご飯をおいしく食べられるためにスポーツをしている」

これもスポーツと食の素晴らしい関係だ。

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