THINK SPORTS『集中力をうまく使う』

大事な場面で集中力を欠き、満足なプレーができなかった。ボーッとしていてミスをしてしまい、試合に負けてしまった……。

スポーツにとって、集中力は非常に大切なものだとわかってはいるが、その集中力が足りずに、ちょいちょい失敗をすることがある。

それもそのはず。集中とは本来、長い時間続かず、1試合を通じて集中力を維持できるというものではないからだ。

そこでスポーツ心理学の観点では、集中のレベルを意識的に上げ下げして、必要なときに集中力を発揮できるようにするのだという。

集中のレベルを下げるには、深呼吸などでリラックスするのがおすすめ。またこのリラックスが、新たに集中のレベルを上げるための条件にもなる。

そして集中力には4つの種類があり、「狭いところを見るのか&広いところを見るのか」と、「集中力を自分の外に向けているか&内に向けているか」の掛け合わせになるそうだ。

1点を凝視する(狭いところ×自分の外)のだけが集中なのではなく、首を振りながら広いところを見て、自分の外の状況を把握する(広いところ×自分の外)のも集中力のひとつ。状況に応じて使い分けが必要になるという。

たとえば、自分の前に仮想のラインをイメージして、そこをまたぐのをスイッチに集中力を高めるというテクニックもある。

明日からのプレーに、この集中力のテクニックを使ってみてはどうだろう。

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