THINK SPORTS『スポーツ観戦』

新型コロナウイルスの影響で、中止が続いていた各種スポーツイベントが、安全に十分な配慮をしたうえで、少しずつ開催の方向に動いてきている。

試合が行われるのは、中断や中止が続いた間活動ができず、さまざまな形でスポーツと自分について向き合っただろう当該のチームや選手たちにとっては、非常に大きな喜びだろう。

そして、これはスポーツの観戦を楽しみにする人々にとっても朗報だ。

無観客でスタートしたプロ野球やJリーグは、段階的に観客を増やす方向で進んでいる。10月にスタートしたBリーグも、5000人を上限に収容人数の半分まで観客が入れる現状だ。

やはりスポーツが盛り上がるのは、それを「観る」人たちがいるから。スポーツをすることを楽しむ人々がたくさんいる一方で、スポーツを観ることを楽しみに日々の生活を送っている人も大勢いる。

例えばJリーグであれば、年間チケットを買って、地元チームのホームゲームに足繁く通うのをルーティンにしている人がいる。現在は制限もあるが、国内旅行も兼ねてのアウエーゲーム観戦を毎年楽しみにしている人もいる。

ひいきのチーム、選手を応援し、選手たちがパワーをもらうという関係だけではない。スポーツ観戦する人々自体が、スポーツを観ることでたくさんの喜びを得て、人生を豊かにしている。こうした人々もまた日本のスポーツ文化を幸せにする存在だろう。

早くスポーツ観戦好きの人々が、思う存分スポーツ観戦を楽しめる状況が戻ってきてほしいものだ。

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