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ハンドボールのIoT化を進める。ジークスター東京×フューチャーの新たな挑戦

効率的な投資で、自由に強みを発揮

金丸:私が東京都ハンドボール協会の会長を務めていることもあり、以前から当社には「東京都にハンドボールチームを作って欲しい」という打診が何度かありました。そんな中、東京トライスターズ(現 ジークスター東京)の経営環境が変わり、タイミングも重なりチームと運営を引き受け支援するということで合意し、「ジークスター東京」は実業団チームではなく地域クラブとして再スタートをきりました。

ジークスター東京を支援しようと考えた理由としては、大きく2つあります。

一つ目は、チームの実績に可能性を感じたことです。当社が関わる前の2018年4月に創設した前身のチームは、同年に行われた日本選手権ですでにベスト8入りを果たしています。“若い伸びしろのあるチーム”を当社の傘下として多角的にサポートすることにより、もっと上を目指せると感じました。

二つ目は、効率的な投資でまだ興行化されていないスポーツを支援し、新たなスポーツエンターテインメントの創出に貢献できると感じた点です。私たちは2人ともハンドボール経験者なのでその魅力を熟知していますが、ハンドボールは一般的に認知度が低い競技だという共通認識を持っています。スポンサードにおける自社の広告宣伝効果という側面で考えると、ハンドボール支援をする企業は少ないでしょう。経営者としては合理的な判断だと思います。

私は逆に、まだ日本のスポーツ市場としては成熟していない状態だからこそ、自由に競技データを活用した革新的なスポーツエンターテインメントを創出することができると考えます。なおかつそれを莫大な投資ではなく、自社のテクノロジーやノウハウを自由度が高くフルに活かしながら、効率的な投資の範囲で行なえる、これらを考慮するとハンドボール界に今のフェーズで参入することにはメリットがあると考えました。

2020-2021年の今シーズンからいよいよ新体制でスタートしようという状況の中、新型コロナウイルスの影響でハンドボールリーグだけでなく多くのプロスポーツが制限や規制された中での試合運営となっていることは残念です。それでも、リーグ開幕以降、応援してくださるファンも少しずつ増え、参入初年度からの上位進出を目指し戦い続けています。新参者ですから、失うものはありません。

フューチャーとしては、グループのテクノロジーを駆使したチーム強化を行うとともに、IoTによる新しいスポーツの楽しみ方やファンサービスを展開し、チームの勝利とハンドボール界の発展に尽力していきますので、ぜひご注目ください。

ジークスター東京:https://www.zeekstar.tokyo/フューチャー株式会社:https://www.future.co.jp/ライブリッツ株式会社:https://www.laiblitz.co.jp/

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