試合を100倍楽しく見るために覚えよう:ルール編|ラグビー

ワールドカップでの躍進で人気となったラグビー。初心者の方でも試合観戦をもっと楽しくするために、最低限抑えておきたいルールをまとめた。

ラグビーの精神

ラグビー憲章には『品位』、『情熱』、『結束』、『規律』、『尊重』の5つの項目が記載されている。これはラグビーが身体の接触が多く危険を伴うスポーツであり、自身と相手の安全に留意する必要があることを意味しており、「紳士のスポーツ」と呼ばれる所以だ。

ノーサイドとは

ラグビーでよく聞く『ノーサイド』。本来は試合終了のことをさすが、ラグビーでは試合が終われば敵味方がないという意味でも使われる。激しい戦いを終え、お互いに健闘を称え合う姿がよくみられる。

ラグビーの試合について

選手

ラグビーは15人で1チームを形成している。交代は最大で8名まで可能となっている。

ボール

ラグビーで使用されるは楕円形のものであり、皮か合成皮革素材が用いられる。長さは280〜300mmで、縦の周囲は740〜770mm、横の周囲は580〜620mmとなっている。重さは410〜460gだ。

試合時間

試合時間は前後半40分の1試合80分で行われ、ハーフタイムは15分以内に設定されている。試合終了時間になると笛が鳴らされ、プレーが途切れたところで終了となる。

グラウンドについて

長さは94〜100m、幅は68〜70m、インゴールラインの幅は6〜22mに設定されている。中でもラグビーで特徴的なのは22mライン。22mラインより自陣側からならダイレクトキックがOKとなっている。

得点について

・トライ:5点
相手陣内のインゴールにボールを持ち込んで地面につけると5点が入る。
※ペナルティ トライはキックなしでも7点となる

・コンバージョンゴール:2点
トライに与えられるキックで、H型のゴールポストの幅内でバーの上を越すと2点が与えられる。

・ペナルティゴール:3点
重たい反則で与えられるペナルティキックから、H型のゴールポストの幅内でバーの上を越すと3点が与えられる。

・ドロップゴール:3点
プレー中にボールをバウンドさせてペナルティーゴール同様にゴールを狙うキック。成功すると3点が与えられる。

プレーについて

タックル

守備側の選手が、ボールを持っている相手に対して組みつき、前進を阻むプレーのこと。タックルした選手はすぐに相手を放す必要があり、タックルされた選手はすぐにボールを放す。なお、タックルした選手、された選手は、ボールの後ろからプレーに参加する。

またハイタックル(肩より上のタックル)、ノーバインドタックル(相手を掴まずにぶつかる行為)、ノーボールタックル(ボールを持っていない選手へのタックル)はすべて反則であり、相手にペナルティキックが与えられる。

スクラム

軽い反則や試合再開で行うセットプレーのこと。FW8人で組む。

モール

ボールを持って立っている選手を中心に、両チーム合わせて3選手以上が立った状態で組み合った状態のこと。密集戦。

ラック

ボールが地面にある状態で、両チーム2選手以上が立って組み合っている状態のこと。

ラインアウト

タッチラインの外にボールが出たとき、試合を再開させるプレーのこと。1m離れて2列に並んだ選手の間に、ボールを出した方と反対のチームがスローインする。

ラグビーまとめ

・ラグビーのルール
・ラグビーのポジション
・ラグビーの用語集

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