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ボールがなくならないのはラッキー!でもいつまで使っていいの?ゴルフボールの替え時、ベストなタイミングとは

カート道などでボールが跳ねると表面に傷がつく。飛距離と方向性に大きく影響する

新しいボールでティショットを打つのは気持ちの良いのと同時に、値段の高いボールだったりすると、なくしたくない! と思うものです。池ポチャしたり、ブッシュの中に飛んで行ってなくなることもありますが、ラッキーボールと思って何ラウンドも同じボールでプレーできることがあります。

それでは、何ラウンドしたらボールは替えるべきか。それは、ラウンド数ではなく、ボールの性能、つまり飛距離や方向性などに影響がでてきたら替える、というのが結論。性能に影響がでてくるのは、表面に傷がついた時。傷がつくかどうかはラウンド数よりは、プレーの状況によって変わります。
 
ボールに傷がつく原因で最も多いのは、ボールがカート道で跳ねたり、木に当たったりした時です。また、アイアンでトップしたり、新しいウエッジで溝がシャープだったりすると傷がつく傾向があります。ヘッドスピードが速い方が強く傷がつくことに。余談ですが、30年以上前に主流(というより一世を風靡した)だった、バラタカバーのボールなどは、トップするとバックリとカバーが切れて一発で使えなくなってしまう、というものもありました。
 
また、ダフった場合などでも、ボールとヘッドの間に小石があったりすると傷つく原因に。通常のショットでも、繰り返し使用していれば細かい傷や塗装が少しずつ剥がれてきたりします。バンカーショットでも砂との摩擦により細かい傷がついていきます。グリーン上で、ボールを拭いたとき、汚れが取りづらくなってきた、と感じたら細かい傷が多くなってきたサイン。傷の中に汚れが入り、拭いてもなかなか綺麗に取れなくなってきます。
 
例えばカート道で跳ねて、ボールを指で触ってみた時に傷の感触がはっきりとわかる場合は飛びにも影響してきます。傷の大きさにもよりますが、ボールの傷は空気抵抗となり、飛距離が落ちるのです。ブリヂストンのデータによると、42m/sのヘッドスピードで打った場合、傷ついたボールでは10ヤードほど飛ばなくなるそう。また、曲がりの原因にもなります。このような状態になったら交換してください。
 
一般的に言えることは、ゴルフボールはかなりのラウンドに使用可能。プロゴルファーなら1ラウンドで複数のボールを使用することが普通ですが、アマチュアの場合、ボールの交換のタイミングは、各メーカーが推奨しているのは2~3ラウンド。アベレージゴルファーは、その前にボールをなくすことが多いのではないでしょうか。もしボールがなくならなかったとしても、次のラウンドでは、ボールの表面を確認して、もし傷があればニューボールに替えて気分一新してはいかがでしょうか。

(取材/文・嶋崎平人)

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