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史上初の平均320㍎超え! 河本力が2季連続の“ドラコン王”に輝く【2023年スタッツ振り返り】

2季連続ドライビングディスタンスで1位を獲得した河本力(撮影:岩本芳弘)

2023年シーズンの国内男子ツアーは全26試合が終了。そんな1年をスタッツで振り返り、今年活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『ドライビングディスタンス』で1位を獲った河本力だ。

同部門はティショットの平均飛距離(18ホール中2ホールで計測)をランキングにしたものである。『322.58ヤード』を記録した河本が、昨年のルーキーシーズンに続いて2年連続でタイトルを獲得。2位の杉原大河(312.99ヤード)に10ヤード近くの差をつけており、実質、河本に対抗できるライバルがいなかった。

しかも、19年にチャン・キム(米国)がつくった『315.83ヤード』のツアー記録を大幅に更新。史上初めて平均320ヤード超えを達成した。河本の『322.58ヤード』を米国男子ツアーに置き換えると、1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)の『326.3ヤード』に次ぐ数字となっており、その飛距離はワールドクラスと言ってもいいだろう。

飛距離では圧倒的な力をみせた河本だが、今季は25試合に出場して予選通過14回、トップ10は5回で未勝利に終わった。昨年のルーキーシーズンは2勝を挙げて、賞金ランキング9位と躍進しただけに、今年の44位はさびしい成績に映る。将来はPGAツアー参戦を目指しているだけに、今月4日に開催された表彰式では「この賞ももちろんいただきたいですし、今年は優勝できなかったので、来シーズンはちゃんと優勝してみなさんの期待にこたえたい」と飛距離だけでなく結果を出すことを誓った。

【2023年ドライビングディスタンス トップ10】
1位:河本力(322.58ヤード)
2位:杉原大河(312.99ヤード)
3位:伴真太郎(310.88ヤード)
4位:幡地隆寛(309.40ヤード)
5位:永野竜太郎(309.38ヤード)
6位:蟬川泰果(306.57ヤード)
7位:塚田陽亮(305.06ヤード)
8位:香妻陣一朗(304.63ヤード)
9位:A・クウェイル(304.36ヤード)
10位:中島啓太(304.15ヤード)

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