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米シニア参戦を視野に入れる宮本勝昌 プラン通りのプレーで6アンダー発進!

初日から勢いに乗る宮本勝昌(撮影:米山聡明)

<日本シニアオープンゴルフ選手権 初日◇14日◇能登カントリークラブ 日本海・はまなすコース(石川県)◇6993ヤード・パー72>

日本シニアのメジャー大会は、第1ラウンドが進行中。ホールアウトした選手の中では、賞金ランキング1位の宮本勝昌が1イーグル・5バーディ・1ボギーの「66」をマークし、6アンダーで暫定トップに立っている。

この日10番からスタートした宮本は、12番パー4で3メートルの距離を沈めてバーディを奪うと、14番パー5では残り205ヤードから5番アイアンで見事2オンに成功。5メートルの距離を1パットで沈めて圧巻のイーグルを決め、さらに18番でもバーディと勢いに乗る。

折り返した後半2番で、この日唯一のボギーを叩くも、ここで流れを切らさず、5番、6番、8番と3つのバーディで盛り返した。初日のプレーを振り返った宮本は「非常にいいプレーができましたし、プラン通り」と第一声で及第点をつけた。

続けて「なかなかグリーンの形状が難しいので、真ん中が高いとか、真ん中に尾根があるとか、その両側にピンを切っているので、あまりセーフティにグリーンセンター狙いとかだと、その次のパッティングが難しいというのは想定していたので、条件が揃ったときはできるだけピンサイドに打つように心がけていました」と、全体的に小ぶりというグリーンに対し、積極的にピンを狙っていく戦略が奏功したことを要因に上げた。

ラフが深く設定されるナショナルオープン独特のセッティングには警戒感を強める宮本。「ラフは非常に深いので、ティショットはフェアウェイヒットをまずは重要視、大事なところだと思います。今日は何回もラフに行きましたけど、運よくどこも打てるところでしたので、すごいラッキーが多かったです」。8月の「ファンケルクラシック」で優勝した勢いそのままに、運も味方につけた形だ。

今年の宮本といえば、5月の「全米プロシニア」での活躍(10位タイ)が思い出されるが、「(全米プロシニアに出て)刺激になりましたし、もともとアメリカ好きだったので、思った通り楽しかったですし、結果も良かったので、また来年も行きたい、出たいという気持ちもあり、今年は12月のチャンピオンズツアーのQTも受けに行きます」ときっぱり。将来的な米シニアツアー参戦を視野に入れるが、QT枠が少なく「可能性は低いとは思いますけど」としながらも、すでに新たなチャレンジ目標を定めた。

明日以降の戦いについては、「しっかりアンダーパーで回るというのは課題としては毎日あると思います」と、地道にスコアを伸ばす作戦を立てる。今日のラウンドでは、「要所要所で決まった」というパッティングがスコアメイクにつながったという宮本。残り3日間も、毎日アンダーパーで、シニアゴルファー日本一の称号を手中にする。

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