青木瀬令奈が目標の5勝到達 “勝利の美酒”解禁?「きょうは封印を解きます」
<大王製紙エリエールレディス 最終日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>
鮮やかな逆転勝利だった。首位と2打差で出た青木瀬令奈が5バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータル13アンダーで今季2勝目、ツアー通算5勝目を果たした。
スタートからアクセル全開だった。1番から2連続バーディを奪って飛び出すと、その後も2つ伸ばして単独首位に浮上。後半では一時首位に並ばれるが、17番のバーディで再び抜け出すと、18番ではきっちりと2パットで勝利を決めて、ギャラリーの声援に笑顔で応えた。
最後は控え目なガッツポーズだったが、「私の中では渾身のガッツポーズ。長いこと(ガッツポーズ)を出してきて、幾度となく痛い目も見てきましたので」。さすがは百戦錬磨。感情の起伏がどんな結果を招くか分かっているからこそ、最初から最後まで淡々としたプレーを徹底した。
そんな青木は2021年5月から一念発起し、美容室やネイルサロン、大好きな宝塚やお酒を“封印”し、すべてをゴルフに費やしてきた。だが、節目の通算5勝目を挙げたことで、少しばかり自分へご褒美をあげるつもりだ。
「ここに至るまでたくさんガマンしてきました。通算5勝目を挙げたら色々と封印してきたものを、少しづつ解禁したいと思っています。きょうはお酒を飲みたいですね」
今夜は喜びを噛みしめて、勝利の美酒に酔う。
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