杉浦悠太が史上7人目のアマチュア優勝達成 松山英樹は10位

史上7人目のアマチュア優勝を達成した杉浦悠太(撮影:米山聡明)

<ダンロップフェニックス 最終日◇19日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

国内男子ツアーの最終ラウンドが終了した。単独トップで出た杉浦悠太(日大4年)が4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「71」をマーク。トータル12アンダーで逃げ切り、ツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たした。

スタートホールの1番はボギー発進。出鼻をくじかれたが、5番、7番とバーディを奪取して後続と4打差で折り返す。後半では11番でダボ、続く12番でボギーと一気にその差が縮まるが、その後は16番でバーディを奪うなど立て直し、18番を見事にバーディで締めてギャラリーの大喝采を浴びた。

アマチュア優勝は昨季に2勝を挙げた蝉川泰果に続く、ツアー史上7人目の快挙。杉浦はこれにより、すぐにでもプロ転向してツアーで戦うことが可能となった。

トータル9アンダー・2位タイに蝉川と中島啓太。トータル7アンダー・4位タイには宮里優作、幡地隆寛、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)が入った。

2014年大会覇者の松山英樹はトータル5アンダー・10位タイ。海外メジャー通算5勝のブルックス・ケプカ(米国)はトータル3アンダー・15位タイで4日間を終えた。

石川遼は「77」とスコアを崩し、トータル9オーバー・60位に終わった。

【国内男子ツアー歴代アマチュア優勝】
倉本昌弘:1980年「中四国オープン」
石川遼:2007年「マンシングウェアオープンKSBカップ」
松山英樹:2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」
金谷拓実:2019年「三井住友VISA太平洋マスターズ」
中島啓太:2021年「パナソニックオープン」
蝉川泰果:2022年「パナソニックオープン」、「日本オープン」
杉浦悠太:2023年「ダンロップフェニックス」

【最終日の上位成績】
優勝:杉浦悠太(-12)
2位:蝉川泰果(-9)
2位:中島啓太(-9)
4位:宮里優作(-7)
4位:幡地隆寛(-7)
4位:ブラッド・ケネディ(-7)
7位:平田憲聖(-6)
7位:吉田泰基(-6)
7位:細野勇策(-6)
10位:松山英樹(-5)
10位:比嘉一貴(-5)ほか2人

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