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マイナビネクストヒロイン第3戦 プレーオフで敗れるも、すがすがしく「やりきりました」と土方優花

プレーオフで敗れた土方優花(撮影:米山聡明)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー 一日競技◇26日◇第3戦Sky ALL Ladies Cup ◇本戦◇瑞陵GC(6417ヤード・パー72)>
 
全12組、計47人の出場選手で争われたマイナビネクストヒロインツアー第3戦は、第2組でラウンドした徳田葵が4アンダーでフィニッシュし、クラブハウスリーダーで後続にプレッシャーをかけた。スコアを伸ばせない選手が続出する中、後半11番ホールから14番までを4連続バーディとし、土方優花が徳田に並んで4アンダーフィニッシュ。決着は徳田と土方のプレーオフにもつれこんだ。

18番ホールで行われたプレーオフは1ホール目で、徳田が7メートルのバーディパットをねじ込み初参戦初優勝を決めた。負けた土方はすがすがしい表情で「苦手な難しいコースで、やりきりました」と笑顔で話した。
 
勝ちきれなかった悔しさはもちろんあっただろう。だが「最近、悩んでいて、練習量を増やしたパッティングが入ってくれたのがよかったです」と、試合で得たパッティング向上の感触をよろこんだ。
 
というのも土方はこれまでJLPGAプロテストを6回受験し、5回最終ステージまで進出して不合格となっている。それだけに今年6度目となるプロテストは「絶対に合格」という思いが強い。
 
「パットは得意なのに、ここ数カ月はよくなかったんです。押し出して右に外すことが多く、しっかり体の回転でイントゥインに振ることを心がけていました」と、話す。
 
ショットもパッティングもインサイドから振り下ろして、インサイドに振り抜くことが大事。パッティングストロークが乱れれば、ショットのスイングにも影響が出る。逆にスイング軌道が乱れ始めると、パッティングストロークにも不調が出はじめてしまうものだ。
 
開催コースの瑞陵ゴルフ倶楽部は名匠ロバート・トレント・ジョーンズjr.の設計。グリーンはアンジュレーションが強くプレーヤーを惑わす。この日も、パターが入らず調子を乱す選手が続出していた。その中での4連続バーディ、プレーオフ進出は大きな自信になったことだろう。
 
※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、ALBA TV株式会社)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として19年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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