最新の5Sシャフト、どう選ぶのが正解?

5Sシャフトは重さからして素材に制限があるので、剛性にメリハリのあるものが多い

まず知っておいてほしいのは、スペック表記が同じ『5S』であっても、重量や硬さはモデルによって大きく違うこと。その上で、シャフト各部の剛性を見ていくと自分に合ったモデルが分かるのだ。現在、定番のスペックとなっている『5S』だが、モデル選びには注意が必要とギアコーチの筒康博は語る。
 
「50グラム台のシャフトは、重さ的に使える素材の量が限られてきます。そのため、シャフトの剛性にメリハリのあるモノが多く、性能的にもモデルごとの個性が強く出てきます。そんな5Sシャフトの中から自分に合ったモデルを見つけるには、手元剛性を最初にチェックし、次に先端剛性をチェックするのがおすすめです。手元剛性は振り心地に直結する部分なので、ここが合わないとどれだけ弾道が良くてもコースでは使えません。手元が硬いタイプはクイックにしなり戻るため、タメが少なくてもフェースがスクエアに戻りやすく、つかまりが良くなります。逆に手元が軟らかいタイプはタメが大きく粘るシャフトになるのです。

気持ち良く振れる手元剛性を絞った上で、今度は狙った弾道が打ちやすい先端剛性のモデルを選ぶといいでしょう。弾道の高さに影響のある先端剛性は、シャフトの先端が軟らかめになるとインパクトロフトがついて打ち出しが高くなります。パワーがない人は、先端剛性軟らかめがおすすめ。逆に先端が硬めだと中弾道になりやすいと覚えておきましょう」(筒)
 
もし今まで、振り心地と弾道の両方に満足できるシャフトに出合えていないなら、このような選び方で、5Sシャフトを選んでいけば間違いはないだろう。

関連記事