岩井ツインズ1打で明暗 明愛が初のメジャー決勝へ、千怜は崩れて「ふがいない」
<AIG女子オープン 2日目◇11日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>
一時トータル5オーバーまで後退した岩井明愛だが、終盤にカムバック。トータル2オーバーの61位タイで、海外メジャー2戦目にして予選通過を決めた。
3オーバーで迎えた2日目は、前半1ボギーで折り返し。11番パー5でもボギーとして、そのとき「ちょっと気にしていた」というトータル1オーバーだったカットラインは遠のいていた。それでも13番で3メートルほどを決めてこの日初バーディを奪うと、そこからはとんとん拍子。「スコアを気にするより、ワンショット、ワンショットに集中しました」と流れを切らさず、テンポよく16番、18番とバーディを奪ってカムバックした。
ホールアウト直後に「まだ分からないですけど、ちょっとドキドキしながら待つ感じ」と話していたカットラインはトータル2オーバーに下がり、無事に予選を突破。「全米女子オープン」では1打足りずに叶わなかった週末への切符をつかんだ。
決勝ラウンドは上を見るだけ。「もうバーディを量産して、ガツガツ攻めていきたいです。情けない…(笑)」と週末を楽しみつつ、残り36ホールでの浮上を目指す。
双子の妹・千怜は1アンダーの19位タイで滑り出したものの、この日「76」と崩れて涙をのんだ。15番まで4ボギー・1ダブルボギーと悪い流れが続き、明愛と同じく16番、18番をバーディとして巻き返したが、カットラインにわずか1打及ばず。初日に違和感を覚えていた距離感をつかみきれず、「なかなかバーディチャンスにつかず一日が終わってしまった」と振り返った。
千怜は今季はメジャー3試合に出場。そのうち2試合は予選落ちに終わった。「ふがいない結果だった」と課題も多く感じたが、「練習して頑張れば、まだまだ通用するなていう感じ。また来年に向けて頑張りたい」と海外メジャー初挑戦で、これからのゴルフ人生の指標も見いだした。来週は帰国してすぐ、ディフェンディングとして迎える「CATレディス」に出場する予定。「すごく悔しい1カ月間だった。それを糧にして優勝したい」と一回り大きく成長した姿で、主戦場へと戻る。
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