急転直下の提訴取り下げ タイガーの元GF「セクハラはなかった」
タイガー・ウッズ(米国)の元ガールフレンド、エリカ・ハーマンさんがフロリダ州でウッズとその信託会社を相手に起こしていた訴訟が取り下げられた。
エリカさんはフロリダ州ウエストパームビーチにあるウッズ所有の邸宅に2026年まで住むことができると約束されていたが、ウッズとの関係が破綻した昨年、「無断で追い出された」としてフロリダ州マーティン郡の第19裁判所に提訴。また、ウッズにセクシャルハラスメントを受けたと主張し、二人の間で交わされていた“秘密保持契約”(NDA)は「署名するように強要された」として無効を主張していた。
だが、エリカさんの代理人、ベンジャミン・ホダス氏は「ウッズ、もしくはその関係者から『セクシャルハラスメント』を受けたことは一度もないと書面を提出した。これにより提訴は取り下げられたが、二人の間に何らかの『和解』や『示談』があったとする記録はなかった」という。ただし、非公開で何らかの合意に達することは可能だと地元紙は伝えている。
エリカさんとウッズは2015年から2022年10月まで交際。2016年から同居し、ウッズの子供たちとも一緒に過ごす姿が公にされていた。関係が終了した昨年10月、エリカさんはウッズとその信託会社を相手に3000万ドル(約60億円)の賠償を求めていた。
訴訟が終了したウッズは、長男チャーリー君が出場した高校のゴルフトーナメントで声援を送った。同大会は父親のキャディが不可のため、チームメートらとともにスクラムに加わり応援した。(文・武川玲子=米国在住)
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