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盟友・諸見里しのぶが仕掛ける罠に上田桃子はどう立ち向かうのか「恥ずかしくないゴルフを」

コースは違えど…。上田桃子がタイトル防衛に挑む。(撮影:佐々木啓)

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前情報◇6日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)◇6435ヤード・パー72>

国内女子ツアー今季第6戦「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」が、いよいよ7日(金)から3日間の日程で開催される。舞台は昨年の石坂GC(埼玉県)から、一昨年まで大会が行われていた花屋敷GCよかわC(兵庫県)に戻って、今季初の関西決戦。

この日はプロアマ戦が行われ、前年度覇者の上田桃子が取材に応じた。コースは違えど、今年はタイトル防衛がかかる一戦となる。

「花屋敷GCよかわCは高低差があって難しい。ディフェンディングという感じではありませんが、恥ずかしくないゴルフはしたいと思います」

21年大会の優勝は、稲見萌寧でトータル5アンダー。上田はトータル5オーバー・31位タイと苦いゴルフだっただけに、慎重に構える。

そして今大会でピンポジションの設定を担当しているのが、上田の盟友である諸見里しのぶ。そのことを質問されると、「しのぶはピンポジションを担当するときはいつも、ご飯を誘っても『そんな余裕はない』と言うぐらい頭を悩ませています。それだけ考えながらセッティングをしているということ。罠もあるだろうし、攻めなければいけないところもあると思います。そういう意図もくみ取って、しっかり考えてプレーできなければな、と思います」と答えた。

米国では現地時間6日に「マスターズ」が開幕する。世界中のゴルフファンから注目を集めているが、大会中とはいえ女子プロゴルファーたちも興味は隠せない。深夜から未明の時間帯になるテレビ放送を見る選手も少なくない。

「今年もマスターズは見るのか?」という質問に、過去には現地で観戦したこともある上田は「タイガー(ウッズ)を見られるのが一番の楽しみです。どういう選手がどういうふうにピークを持ってきているのかを見たいです」と笑顔で答えた。

パフォーマンスをそのときそのときで最大に引き出すために、選手たちそれぞれが見せる何気ないショット前の動作だったり、歩きながら見せる表情に隠された心のうちを自分のゴルフに重ね合わせるのだろう。

常に自身のゴルフの向上だけを考えている上田らしい観戦だ。今季は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で2位タイ、3戦目の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」では2日目まで首位にいながら勝ちきれず3位タイ。マスターズを呼び水にして、自身初の大会連覇なるか!? 上田のプレーに注目だ。

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