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昨年大会3位の鈴木隆太は強風を前に大苦戦 「ボギー・ボギー・ダボで心が折れました」

鈴木隆太は最終日にイーブンパーのラウンドを目指す(撮影:ALBA)

<アジアパシフィックアマチュア選手権 3日目◇28日◇ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)◇7055ヤード・パー71>
 
「アンダー出したいっていう欲を出してから、落としました。3パットもしましたし、4パットもありました。でも上がりの2ホールをバーディで終えられたので、気分はいいです」。昨年のアジアアマで3位タイに入った鈴木隆太だが、今日も3バーディ・5ボギー・2ダブルボギーの「77」とオーバーパーでのラウンド。今大会では苦戦を強いられている。

「今日の反省点は、途中で集中力が切れてしまったことです。ボギー、ボギー、ダボ(12番~14番)のところで」とズルズルとスコアを落とした後半を悔やむ。さらに、「そのあと16番パー3で、右15メートルくらいからのパットが、風にあおられて全然止まらなくて」と再びダブルボギー。風のせいで思い通りのプレーができず、「頭がおかしくなりそうでした」と苦笑いを浮かべた。
 
「悪いプレーはしてないんですけど、ちょっとしたショットのズレで結果が全く変わってくる。12番~14番はすべてパーオンでしたが、どれも段の上でした。あとちょっと手前なら(傾斜で戻って)いいところだったのに…すごいストレスのかかるボギーでした」
 
トータル11オーバー・50位タイからスタートした今日は、アンダーパーを狙って攻めにいった。理由は「去年のような順位で戦いたいと意識していましたし、もちろん優勝したいと思って来た」から。それは不発に終わった形だが、「こういう風が吹くなかで、アンダーを狙いすぎるとダメですね」と、いい勉強になっている。
 
初日から「76」、「77」、「77」でトータル17オーバーは52位タイ。昨年の成績を考えれば悔しいはず。それでも「目標はイーブンに設定して、目の前の一打に集中したい。こういう経験はなかなかできない。最後までしっかりやりきりたい」と、最後の18ホールを駆け抜ける。(文・杉本夏希)

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